ね ページ17
坂「え…っ、ほんま…?」グスッ
『ふふっ、うん、ほんと!ッ』グスッ
坂「こんな俺の事、好きになってくれたん、?」
『こんなとか言わないで。坂田は私にとって、誰よりも素敵な人だよ。』
ほんとに、誰よりもね。
誰よりも輝いているよ坂田は。
坂「うぅッ…だいすきAッ」グスッ
坂「嫌やッ、なんでAが死なないといけないんッおかしいやんかッッ」グスッ
『…仕方ないよ、坂田。私は悪魔で生まれてきてしまった以上こうなる運命なんだ』
『運命には逆らえないからね。』
坂「なんでッ…せっかく両思いなれたのにッ…まだまだ一緒にしたいことッ沢山っあるのに…ッ」グスッ
…私だって死にたくないに決まってるじゃんか。
『そんなの、私だってッ…嫌だよッ』グスッ
『坂田とまだやりたいことあるのにッ』
『ねぇ、坂田』
『なんで、なんで私たちなんだろうね』
『もし、もしも私たちが人間同士で生まれていればこんな辛い思いなんてしなくてすんだのにッ』グスッ
辺りが明るくなってきた。
私がここからいなくなるのも時間の問題だ
『あぁ…坂田そろそろお別れだね』
坂「嫌やッやだっA死なないでっ…」グスッ
『もーw 最後くらい笑お?ね?』
坂「俺ッ、絶対、絶対にAのこと忘れんッ…何回生まれ変わってもッ…絶対、またAのこと見つけるからッ」グスッ
『うん、見つけてよねちゃんとッ…』グスッ
少し遠くに人影が見える。
きっと、坂田のお父さんだろう。
坂「Aッ…愛してるッ…世界で1番ッ…」グスッ
『私もだよ坂田。次に逢う世界ではッ、絶対幸せになろうね…ッ』グスッ
私たちは、静かに口を合わせた。
最初で最後のキスは優しい味で、幸せだった。
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作者名:ゆる。 | 作成日時:2019年12月29日 1時