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リ「というか…Aさんって巻き込まれ体質なのかい?」
A「え?」
突然リシさんに聞かれた。
リ「警察官でも無い限りそんなに沢山の犯罪者に会わないはずだろう?」
A「ああ、たしかに巻き込まれ体質…かもしれませんね」
絶対アイツだ。
江戸川コナン_工藤新一だ
江古田に住んでいる時はめちゃくちゃ平和に暮らしていたのにねぇ
リ「キミも大変だね」
A「あ、あはは…」
こればかりは苦笑いしかできない。
A「あ、リシさん。リシさんはこれからどうするつもりなんですか?予備警察官として働くことは……やっぱり難しいですか?」
リシさんが今一番聞かれたくないであろう今後について敢えて聞いてみた。
リ「そうだね…。一度犯罪者になったら予備警察官として働くことはかなり難しいだろうね。
それに、世界規模で知られている事件を起こしたから尚更だよ」
リシさんは俯きがちに言った。
A「そう、ですよね……。あ、じゃ、じゃあ日本に来ておじさんのところ、毛利小五郎のところで助手として働くのはどうですか?
おじさん達にちゃんと話せばOKしてくれるかも…!」
リ「キミは、どうしてそこまでするんだい?」
必死に提案をしていると、リシさんが質問してきた。
当然のことかもしれないが。
A「命の恩人にきちんとお返しをしたいから、ですかね。完全な自己満です」
リ「あの時僕に手当をしてくれただろう?それは違うのかい?」
A「あれは人として当たり前のことをしたまでです」
先程リシさんが言ったことと同じ言葉を言うとリシさんは目を見開きフッと笑った。
リ「…そこまで言うなら1つ、お願いしてもいいかな?」
A「はい!」
リ「僕に東京を案内してくれないかい?実は1度も日本に行ったことがなくてね」
A「え、そんなことでいいんですか?」
お願いの内容が思った以上に小さいこと、そしてリシさんが1度も日本に行ったことがないことに驚いた。
リ「うん、キミはもう充分やってくれてるからね。
あの事件での手当はもちろん、犯罪者の僕に今のように優しく接してくれたり、希望を聞くって言ってくれたり…。これ以上求めるものは何もないよ」
リシさんは優しい笑顔でそう言った。
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如月葵(プロフ) - ノウサギさん» この回の快斗はスケートを練習した体でお願いします(笑)追記しておくの思い切り忘れていました(汗) (2020年8月27日 16時) (レス) id: 17e57a0435 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - この先の展開がとても気になります!更新頑張ってください! (2020年8月20日 0時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
ノウサギ(プロフ) - あれ。、?快斗ってスケート下手じゃなかった?? (2020年4月23日 18時) (レス) id: bef47adccf (このIDを非表示/違反報告)
さら - もし良かったらキッド見たいに個人の作品でリシさん書いて欲しいです!! (2020年4月22日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ありがとうございます!! リシさんと出会いからのお話書いて欲しいです!! (2020年4月22日 18時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月葵 | 作成日時:2019年6月23日 22時