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〜雅紀side〜
＿＿＿＿＿『櫻井っ！？』
リフティングの練習中、突如響いた松兄の声。
翔ちゃんが目の前で崩れていった時は
ホントに心臓止まるかと思った
最初は、また熱がぶり返したのかと思ったけど
多分、…いや。確実にそれは精神的な問題で。
俺が急いで翔ちゃんを抱き上げた途端
松兄が小声で、"翔をよろしくな"って
言った時。それは確信へと変わった。
・
それでも、突然覚醒した翔ちゃんの表情は
未だに青ざめていて、若干固い。
やっぱりまだ、今朝のこと…
｢翔ちゃん…ごめんね、起こしちゃった…？｣
俺まで、震えそうになる喉を駆使して
ゆっくりと上半身を起こした翔ちゃんの肩に
手を置いて顔を覗きこむと
｢…そんなことよりもさ。
どういうつもり？お前ら｣
俺が耳を疑うより早く
その想定外の言葉の矛先は扉付近で唖然
と立ち尽くす松本とニノに向けられていた
｢えっ…翔さ…｣
｢お前ら、授業は？まさか、無断で
抜け出してきたのか？｣
｢お、れらは翔さんが心配で…っ！！｣
｢ん…朝から心配掛けた事はごめんな。
でも、お前らの単位を俺のせいで
落としたくないから。雅紀はともかく潤とニノは
まだ1年だろ？後で絶対後悔するぞ｣
冷えた空気は一層、温度を急激に落とした。
本人じゃないのに喉がキュッと、閉まる。
翔ちゃん…？なんで…
初めて見る、翔ちゃんの瞳に戸惑いを
隠しきれずにその場で固まったニノと松潤。
｢…おい。そんな言い方ねぇんじゃねぇのお前｣
そんな、2人を見て片眉を跳ねあげながら
ニノと松潤を庇うように打って出た大野先輩。
…この人は…ほんとに…
…わかんないのかな。
翔ちゃんが
後輩を何よりも大事にする翔ちゃんが
本気でこんな事言うわけないって
今、1番労わらなきゃいけない相手を
履き違えてるよ、大野先輩。
さっきの口実といい、今の失言といい
もう、俺は怒る気も失せた。
多分、ニノや松潤だって気付いてる
頭では理解してても
心が、現状についていけていないだけ。
思春期かつ、繊細な松潤は慕っている先輩の
見知らぬ姿に言葉が出ないでいるけど
ニノの言動は手に取るように分かる。
他人に興味を持ち辛い、あいつなら尚更。
冷静沈着なニノが、それ程動揺するくらい
｢…大野さん。わざわざ来て頂いてありがとう
御座います。俺は大丈夫ですから｣
今の翔ちゃんは
他を拒絶する事に精一杯になっているんだ
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& - 更新楽しみです (2019年1月4日 13時) (
レス) id: c4652a5ed4 (このIDを非表示/違反報告)
星羅*(プロフ) - ゆーさん» ゆーさん、コメントの確認が遅くなってしまい大変申し訳ありません！泣 楽しみにして頂けてとても嬉しいです！！近々更新するのでこれからも宜しくお願いします＾＾ (2018年12月26日 20時) (レス) id: 9c00a2b6a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - いつも楽しみにしてます (2018年12月26日 17時) (レス) id: 625128a66e (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - いつも楽しみにしてます (2018年12月13日 20時) (レス) id: c4b137a778 (このIDを非表示/違反報告)
シュガ−(プロフ) - 返事有難う御座います！お直しも加筆もしっかり確認済みです！笑何回読んでも飽きないのが不思議です。。！！これからの展開も楽しみにしています！！ (2018年11月10日 21時) (レス) id: fe924138d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星羅
| 作成日時：2018年5月19日 19時
