はぁ…痛いなぁ… ページ47
ドカドカと怒りを辺りに撒き散らし歩く私を見る生徒は怯えた表情を浮かべていた。
くそっ！むかつく！！
今頃あいつは幻術の中で鳥地獄にいる。
あいつと同種の一生を体験してろ！卵の殻を破る所からね！！
「おい、カロリング！」
A「あぁ？なんだ」
呼ばれて反射条件で威嚇した私は最早女として終わってる。
マル「おい！大丈夫か？」
金髪の同級生がおっかなびっくりで見ていた。
A「はぁ？何がだ」
彼は白いハンカチで私の目に当てようとする。
A「やめろ！！」
その彼の親切を無下にするように声を荒げ手を払った。
ハッと気づいた私は自己嫌悪するしかない、
A「…ごめん。悪気はなかった」
一瞬目玉を取られると思って冷や汗が出た。
落としたハンカチを拾い埃を払って渡す。
マル「いや、それはいいがA！大丈夫か？！目から血が…」
うん？と思い頬を触ると生暖かいヌメッとしたのが私の指に纏わり付いた。
げ！あの写輪眼でまた流血？！道理で痛いと思った…
仕方がないから使った方の眼を止血用の布で巻き血が止まるのを待つ。
A「これは別に大丈夫だ。暫く待てば止まる」
マル「それは、陰陽師ではよくあることなのか？」
A「？うちの家族ではよくあるけど…他の一族は分からんな」
多分写輪眼の使い過ぎでなってるだけだし…他の一族の眼はよく分からない…だってそういうの秘密だし…
マル「使わなくていいなら使うな」
A「？そうしてるが…だって痛いし」
マル「だったら余計使うな！！」
A「何故怒ってるマルフォイ？」
マル「だってAは僕の…」
A「僕の？」
マル「僕の…」
赤く頬どころか顔に染まっていく彼を不思議に眺めている。
マル「大切な…仲間だからだ！！」
大きな声に少しだけ驚いた。
マダ『フッ…あの砂利あと少し度胸があれば面白味が出るが…』
A『どういうことです？』
マダ『お前の鈍感さ…それ自体が最早罪だな』
A『酷くないですか？！！』
解せぬ…
A「心配してくれてありがとうなマルフォイ。だがその様な心配は無用だ」
マル「…Aが言うなら信じてやらんこともない…」
そのマルフォイの表情がとても可愛く見えて微笑ましい気分になり微笑む。
そう言って私達はあの洞窟の様な寮に戻った。
廊下にいてたホグワーツ生(何あれ？！マジA・カロリング男前すぎ！！)
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どさんこです(プロフ) - 賢者の石と秘密の部屋が混ざってるストーリーなんですね！なんかこういうの斬新で面白い (2017年10月15日 1時) (
レス) id: df8b839501 (このIDを非表示/違反報告)
乙女☆スピカ(プロフ) - 白悪夢比売の命さん» あわわ…大変ですね…どうか風邪を引かぬよう暖かい格好をして気をつけてお過ごしください (2016年3月16日 21時) (レス) id: 3800ffa48e (このIDを非表示/違反報告)
白悪夢比売の命 - 私もすぐうつるんだよね。 (2016年3月16日 5時) (レス) id: 04a45b7551 (このIDを非表示/違反報告)
乙女☆スピカ(プロフ) - 白悪夢比売の命さん» 気温の変化も激しく体調を崩しやすい季節です。どうか体調管理にお気をつけくださいね。因みに夢主は体はあまり強くないのでその様なことされるとすぐうつってしまいそうですね… (2016年3月15日 22時) (レス) id: 3800ffa48e (このIDを非表示/違反報告)
白悪夢比売の命 - 夢主よ…風邪をうつしてやろう…… (2016年3月14日 22時) (レス) id: 04a45b7551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乙女☆スピカ | 作成日時：2016年2月3日 21時
