追いつかれて突き放して、 ページ34
A視点
ギ「あかんなぁ、黒棺をそんな状態で唱えるなんて」
乱「大丈夫？私の声が聞こえる！？」
また狐目さんに姫抱きされて瞬歩で移動してるから酔ってるけど平気だ
…本当は少しきついけど、平気だと答えとこう
「大丈夫…」
乱「…動けないだけで大丈夫みたいね…良かった…」
「…お姉さん、分身出来たんですね…」
乱「前言撤回！よく見ると眼の焦点が合ってないじゃないの！」
ギ「…霊圧が弱まっとる。何処かで休ませないとなぁ」
藍「すぐに楽にすれば問題無いだろう？」
二人「！？」
…やっぱりもう追いつかれた。一撃目は二人とも避けれたけど…
あのヤバイ人は、本気で殺す気で掛かってきてた。…ここまでなの？
藍「さて、ギン。彼女を持ってても足手まといになるだけだろう？
二人まとめて楽にしてあげるよ…」
すると狐目さんと私に思いっきり刀を降りかざした
今、私は狐目さんに姫抱きされてる状態だ。ヤバイ人は一瞬で距離を詰めてきたので咄嗟の事だから避けれない…ならば
「…ッ」
ギ「ちょ…！？」
私がこの人を突き放して、身代わりになるしかない
「あらあら、お馬鹿さんねぇ」
私の口から思わぬ言葉が出たと同時に、私の意識は途絶えた
ギン視点
ギ「ちょ…！？」
僕が抱えてた怪我人が、僕を突き放した
藍染がこっちに斬り掛かってきたからだ
僕はこの状態では避けるのが難しい。だからこちらに危害が及ばぬようにしようとしたのだろう
…アホ、恩人に更に借りを作られたら僕の面子が成り立たないやろ…
そう思って彼女を助けようとした時だった
「あらあら、お馬鹿さんねぇ」
キィィン！
凛とした声が聞こえたと同時に、刀同士がぶつかり合った音がした
何が起きたのか分からなかった
目の前の状況が把握できなかった
何故なら…恩人がピンピンした状態でさっきまで持ってた斬魄刀とは違う斬魄刀で、藍染の刀を受け止めていたから
藍「…私の刀を受け止めるとは…」
「あら、褒めてくれるのかしら？」
藍「…まぁ褒めてやってもいいだろう」
「ふふ、光栄ね」
妖艶な笑みを浮かべて余裕綽々、と言わんばかりに恩人は笑う
…さっきまでと違う…別人なんとちゃうんか…？
「そこの狐目さんの考えてる事は、正解ね」
ギ「…僕の考えてる事、分かりはったんですか」
「そういう顔をしているもの。さて、ちゃっちゃと倒しましょうか」
藍「…舐められたものだな」
「ふふ、当たり前じゃない。舐めてますもの」
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彩(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます。まさかこのような計画性のない作品が面白いと言われる日が来るとは…最近体育祭の練習で筋肉痛続きですが、頑張って続編を書かせていただきます(笑) (2018年5月18日 17時) (
レス) id: c0a6d25766 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - コメント失礼します！！このお話面白くってファンになりました！続編楽しみにしてます！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: ca55176d45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩 | 作成日時：2018年3月23日 17時
