応戦して唱えて、 ページ33
藍「鬼ごっこは満足だろう？崩玉は返してもらったが…借りは返してもらってない」
「ッ！縛道の六十二、百歩欄干！」
藍「効かないということを忘れたのか？」
一瞬で破られた
…この距離で背中を見せたら、確実に斬られる…どうすれば…
ギ「射殺せ『神槍』」
乱「唸れ『灰猫』」
と二人が始解をするも、傷一つつけられない
…どうしよう…このままじゃ、全滅…
「破道の七十三、双連蒼火墜！」
命中するも、かすり傷一つつけられず
…こうなったら、黒棺を唱えてその隙に逃げ…！
「…ぁ…ぐっ…！」
そうだ、今まで忘れてたけど私は頭痛が酷かったんだ
…しかも今は更に酷くなってしまった。無理矢理様々な鬼道を発動させたからか
乱「どうしたの！？」
ギ「乱菊、余所見は…！」
藍「遅い」
ギ「ぐっ…！」
あのヤバイ人は本気を出してない。そんな気がする
…私にも守る力があれば…
なんて思っても守れない。頭痛が更に酷くなる
「…滲み出す混濁の紋章…」
せめて、逃げ出す隙でも作ろうとどう考えても体に負荷のかかる黒棺を詠唱する
誰にも聞こえないように小声で言ってるから、きっとバレない
「不遜なる狂気の器…湧き上がり、否定し…痺れ、瞬き、眠りを妨げる…」
頭痛が増していく。脳内に危険信号が響く
それが何だ。唱えたら身体が危ういが、あの二人が逃げれたらそれでいい
「爬行する鉄の王女…絶えず自壊する泥の人形…
結合せよ、反発せよ…地に満ち、己の無力を…」
乱「危ない！避けて！」
何が、とは言わなかった。言う暇もなく吹っ飛ばされたのである
…もう少し、後少しだけ持って…私の意識…
「…知れ。破道の九十…」
そしてヤバイ奴の周りに、黒い箱が現れる
…鬼道なんて使い慣れてないし多分苦手だけど…
「＿＿黒棺」
コレで少しでも、痛みを感じやがれっての。
乱菊視点
「＿＿黒棺」
耳を疑った
いきなり頭を抑えて痛がったと思えば、黒棺を唱えてた
でも、流石に身体は無事ではないはず…と思って彼女の元へ向かった
乱「アンタ、大丈夫なの！？」
さっきの女性の元へ駆けつける
ギンに姫抱きされてるかと思えば酔ってるし、死神でもないのにポンポン百歩欄干や双連蒼火墜使うし…
死神でもないのに斬魄刀を持ってるし…
「…逃げて…あいつには、敵わない…」
乱「アンタ、その為に黒棺を…！」
ギ「…行くで、乱菊
今の内に少しでも」
そう言ってギンは彼女を抱えた
その場を離れて五秒後、後ろから爆発音が聞こえた
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彩(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます。まさかこのような計画性のない作品が面白いと言われる日が来るとは…最近体育祭の練習で筋肉痛続きですが、頑張って続編を書かせていただきます(笑) (2018年5月18日 17時) (
レス) id: c0a6d25766 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - コメント失礼します！！このお話面白くってファンになりました！続編楽しみにしてます！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: ca55176d45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩 | 作成日時：2018年3月23日 17時
