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リヴァイ兵長side
泣き喚いているガキはハンジが引き取った。
あの後、オレはAを引き取り、書類作業をしている。
Aはソファに座っている。
…あいつは黙ったままだ。
覚悟していた…か。
覚悟を決めて悲しまないで済むならどんなに楽か。
恐ろしく静かだ。
ジャックの言う通りぼうっとして何を考えているのか分からねぇ。
気がついたら俺はAの前に立っていた。
しばらく沈黙が続き、俺はこいつの前に立ち続けた。
だが一方に顔を上げる気配は無い。
「…後悔しているのか？」
またしばらく沈黙が流れる。
「後…悔？」
Aは俯いたままポツリと呟く。
「…あの時こうすれば、ああしなければよかった とかは無いのか？」
「…」
また黙る。
こういう奴なのか？
「分から…ない」
俯いていて顔が見えない。
だが、声は震えていた。
「あの時…必死だったから…」
「ああそうだ。結果は誰にも分からない」
こいつ…客観的に見ている。
それは凄い事だ。それは褒めてやろう。
だが…
「お前はどうなんだ？」
「…分からない」
「…たとえば、これがマークじゃなくてお前が売られたとしたらお前はどうするんだ？どう思うんだ？」
「…分からない…」
っ！こいつ…どんな面して…
肩を掴んで俯いた体を上げる。
こいつの顔は、鉄のように硬く、冷たい、「無」そのものだった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
作者です。
少年時代が長引きそうです。
恋愛要素求める人はご了承下さい。
秘密兵団に入って色々あることを予定しています。
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ブラック(プロフ) - うわーーーぁ初めての感想(泣) 本当に感想ありがとうございます。反応があるとやっぱり嬉しいです。ちょっと旅行が続きますが、これからも頑張ります！ (2017年8月5日 13時) (
レス) id: 9267a0f2f3 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 私は｢あの日から」結構好きでしたよ。だから全然クソでもゴミでもありませんよ！｢あの日から」の別の切り口ということで、楽しみに読ませていただきます！ (2017年8月3日 1時) (レス) id: 4c904eb239 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブラック | 作成日時：2017年8月2日 11時
