第四十二話 ページ44
鶴丸国永side
鶴「驚きがないなぁ……お、あんなところに一期が、へへっいいこと思いついたぞ」
主もAも万屋へ出かけ、さらに驚きという驚きがなく退屈で、ただ縁側をなんとなく歩いていた
( ガガガガガガ
鶴「お!門が開く音だ、帰ってきたんだな!」
門が開く音がすれば、主とAが帰ってきたのかと俺は玄関まで走った
玄関を開けたが、見えるのは主と小狐丸だけだった
鶴「…?おかえり主、と小狐丸!Aは…」
審「大変なんだ!Aが、Aが…!くそ、俺が…!!」
小「主様!落ち着いてくだされ!」
目の前の2人は慌てたような顔をしていて、何か普通じゃないのと、Aに何かあったのかを察した
三「主、何があったんだ」
主の帰りを待っていた本丸のみんながゾロゾロとやってきた
審「…Aが、攫われた」
「「「「「!?!?!?」」」」」
三「それは誠か」
審「あぁ……くそ、俺のせいで…!」
小「主様だけのせいではありません!三日月、主様は責めないでいただきたい。Aを1人にさせたのは私なんじゃ、責めるなら私を…」
三「なに、責める気などない、大丈夫だ」
小「っ……」
三「今は対策を考え、Aを助けることが先だ」
一「…あの、A殿と演練に行ったとき」
鶴「?」
一「鶴丸殿が呼んでいないのに、なぜか呼んだと聞いてましたが……もしかして、そこからもう…」
________
『今、私の名前呼んだ?』
鶴「いや?呼んでないが…」
________
鶴「そういえばそんなことあったな…攫ったのは、違う本丸の俺か?」
一「…可能性は高いですね」
…本当は、演練の出来事があってから妙に自分を見るようになった気がした
この間、屋根の上に登って屋根から驚かそうとしたとき、屋根からふと柵の外を見て、こちらを見る人影が見えた
俺の姿かたち、とても似ていたから俺に違いないと思った
審「こんのすけ」
こ「はっ!どうなさいました?」
審「Aが攫われたんだ…Aが前にいたところの本丸ナンバー、調べられるか?」
こ「なっ、攫われて……わかりました、直ちに調べます!」
ポンッ と音を立ててこんのすけは消えた
主の表情はとても悲しそうだった
審「……」
鶴「主、そう抱え込むな!意図的にやったわけじゃないんだ、主は悪くない!」
審「…はは、ありがとな、鶴丸」
鶴「!おう!」
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【彩北】(プロフ) - つきなみさん» 初めまして、コメントありがとうございます。ヤンデレでしたか!?そう思ってもらえて光栄です!()更新、なんとか頑張ります! (2019年2月23日 16時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
つきなみ - 初めまして。こちらの作品が好きで、楽しく読ませて頂いてます。刀剣男士のヤンデレ具合、最高です!夢主ちゃんはどうなってしまうのか、今の本丸の審神者さんと男士は夢主ちゃんを助けること間に合うのか、続きを楽しみにしています! (2019年1月22日 20時) (レス) id: 2209e94daf (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - 4869H.Kさん» 面白いだなんて…!嬉しい限りです!ありがとうございます!!頑張ります!! (2018年12月25日 17時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
4869H.K(プロフ) - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます! (2018年12月10日 2時) (レス) id: 7a8b945c7b (このIDを非表示/違反報告)
【彩北】(プロフ) - なすの炒め物さん» コメントありがとうございます!そんなことを言ってくれるだなんて…とっても嬉しいです!その一言だけでも頑張れる気がします!続編を作ろうと思ってるので、続編が出ましたらぜひ読んでください! (2018年11月14日 1時) (レス) id: 0129b756bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2018年9月27日 23時