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わたしは。【天秋】 ページ8

「泣いてええよ。誰も見とらん」



優しい言葉と紅茶の香りに包まれて、自然と涙があふれてくる。




ナミノは、ずっと頭を撫でてくれていた。




少し落ち着いたから、そっと離れて呟く。



「感情の色が…永遠に見えない…貴方は、過去に何が…?」





その問いに、ナミノは答えなかった。




頬を伝う涙をぐいっと拭って、わたしは立ち上がる。



「迷惑をかけてすまなかった。感謝する。」




一礼して踵を返そうとすると、また知っている気配がした。





「アキさん、でしたっけ?こんにちは」





その瞬間に、血がざわついた。



あぁ、この子は




あの血筋の子だ。





だけど、そんな感じは全くしない。




むしろ不思議なくらいに柔らかい。





「…こんにちは。確かにわたしはアキだ。


君は極彩家雨月さんだね?」




「え…何で名前を…」






やっぱり。この子はあいつらとは違う。




“アキ”と言う名前を聞けば、極彩家の者達は血相変えて殺しにかかってくるのに。





この子は、なにも知らされてないのか。








…いや。それで良いのかもしれない。








「ナミノ、君の人脈には本当に驚かされるよ。




雨月さん、また機会があれば会おう。」







ナミノにお礼と紅茶の葉を置いて扉を開ける。








その瞬間






「アキ、どうかした?」







柳色に包み込まれた。






「っ…クロエ…!」




わたしは、親友の肩に顔をうずめた。





さっきナミノの前で散々泣いたはずなのに、また涙が出てくる。





「ねぇ…わたしって…消えた方が…いいのかなぁ…!


存在自体罪なのかなぁ…!



変えるために絵師になったのに…



わたしは何も出来てない…!」





殴られた傷より



蹴られた傷より












心の傷が痛かった。

責任【みさと】→←赤色【みさと】



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?胡桃_美咲翔?(プロフ) - 作りました!!パスワードは同じです!! (2020年3月23日 16時) (レス) id: 18eae7edc1 (このIDを非表示/違反報告)
天秋(プロフ) - ?胡桃_美咲翔?さん» ふあいとー! (2020年3月23日 16時) (レス) id: f69f9f0f1e (このIDを非表示/違反報告)
?胡桃_美咲翔?(プロフ) - ちょ、おけおけ、作るからまっててw (2020年3月23日 16時) (レス) id: 18eae7edc1 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - ?胡桃_美咲翔?さん» さぁてくるっちゃん…続編のお時間だぁ! (2020年3月23日 16時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 天秋さん» そゆことかな。 (2020年3月23日 16時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃美咲翔 x他3人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年3月21日 10時

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