麻薬！？ 鈴side ページ18
「彩？入ってもいい？」
「お姉ちゃん？いいよ！」
彩がドアを開けて部屋に入れる。私が気になっているのはやっぱり、キーホルダーのことだ。
「あの後、進展とかあったの？」
「うん。まず、あの男の子は綾瀬中学の高柳真人。1年前までは、ロータリーの向こうのマンションに住んでいたみたい。」
「じゃあ、1年前に引っ越したのね。」
「うん。お姉ちゃんは何か思いつく？1年前に引っ越したマンションにやってきて、キーホルダーを投げた理由。」
「まず、その中には謎が多いわね。
１.誰がキーホルダーを投げたのか。それは何のためか。
２.高柳真人が慌ててそれを取りに来た理由。
３.引っ越した理由。
４.なぜ、もう住んでいない家に戻ってきたのか。」
1は、高柳真人の可能性が高いわよね。キーホルダーがそこにあってはいけなかったから、だと思うけど……中の粉が怪しい気がする。
2は、一時的に部屋から出しただけで、あの焦りようからすると、他人の手に渡ってはいけなかったから。
3は、家庭の事情か通学の事情、くらいかな
4は、キーホルダーの粉を使って何かしてたか、とか？
「…………キーホルダーの粉で何か危険な事をしていた。すると突然、第3者の声と足音が聞こえてきて、慌ててキーホルダーを投げ自分も逃げた。だけど、キーホルダーが他人の手に渡ってはいけない、と思い慌てて取りに帰った…とか？分からないことが多すぎるわ〜。難しい。」
「お姉ちゃん、そこまで考えられるのすごいよ！私、若武に電話かけてみる！」
「うん。かけてらっしゃい。」
彩が電話をしていると急に叫び声が聞こえた。
「彩？」
「あ、………お姉ちゃん。」
青ざめたような顔でこちらを見つめる彩。
「…どうしたの？彩？」
「私、言ったらダメなこと言っちゃった。」
「どうして？」
「つい……カッとなって。」
泣きそうになっている。励ますつもりでかけたのに、思うような反応じゃなかった。それだけではなく、何かあったんだろうけど。
「言ったらダメだって分かっているんでしょう？」
「うん」
「じゃあ、きちんと謝ろう。相手が何だったって、ダメなものはダメなんだから。」
静かに頷く彩。すると電話が鳴った。途端にパッと顔が明るくなる。
「もしもし。」
〈〜〜〜〜〉
気分が下がったのか、急に落ち込んだみたい。
「どうしたの。」
〈〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〉
「さあ……麻薬？」
嘘！まさか……ね。あのキーホルダーに？
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night(プロフ) - みぷくんさん» 気づいたところは直しましたが、まだあるかもしれません…。 (2022年1月5日 15時) (
レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - みぷくんさん» すみません！すぐ直します！ (2022年1月5日 15時) (レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
みぷくん - 若竹の竹ですがこっちの武です。 (2022年1月5日 13時) (レス) @page26 id: a292e0e664 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - シーさん» コメントありがとうございます。そんな風に考えながら書いてます！ (2021年12月26日 18時) (レス) @page19 id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
シー - 彩にお姉ちゃんがいるとこんな感じなのかなと思いました。 (2021年12月24日 22時) (レス) @page11 id: bdade2f463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：night | 作成日時：2021年11月10日 20時
