駄菓子って美味しいよね 鈴side ページ15
「鈴ー！」
ふわふわとした空気を纏わせながら蒼と香夜菜先輩が走ってくる。
「蒼、香夜菜先輩」
「どこ行くつもりだったの？もう集合時間の10分前くらいだよ。」
「え！本当だ。」
事情を知らない上杉と黒木に鈴が日帰り旅行に行くことを伝える。
「そう言うことだから、私行くね。頑張って事件解決してください。若竹くんに宜しく！」
と言って駅の広場前に戻る。
「鈴ちゃん、あの子たち誰？」
「妹とその友人です。」
「へー、何してたの？」
「ええと、まず集合時間の30分前くらいに来ちゃったの。」
「え！ほんと？鈴にしては珍しいね〜」
お恥ずかしい……
「た、楽しみすぎて……」
「鈴、可愛いね〜」
にこにこしながら言われると照れてしまう。
「そ、それで！待ってたらあの子たちが来て、色々あって向こうのロータリーに行くことに「鈴さーん」純恋ちゃん？」
「どーも。もう時間っすよ。」
「あ、ごめんね。すぐ行くわ。ほら、行こう。」
「えー、もう少し詳しく聞きたいなあ。」
「もう……あとでね。」
「やったー」
行き先は先に決めてある。もみじ先輩と綾香ちゃんで国営ひたち海浜公園、平山姉妹であしかがフラワーパーク、そして私と純恋ちゃんと美奈ちゃんで箱根の芦ノ湖に行く予定だ。
じゃあね〜と言い、別れる。
「じゃあ、まず電車に乗りましょうか。」
「はい」 「そうですね！」
「ええと、どの電車に乗るのかしら？」
「大阪行の、です。18番ホームです。」
「ありがとう美奈ちゃん。行きましょう」
「はいっ！」
無事、電車に乗れた。私、電車って苦手だわ。線がたくさんあって覚えられないもの。
「鈴さん」
「どうしたの、純恋ちゃん？」
「お腹空きました」
「あら、降りる駅まであと30分近くあるみたい。そうね、ええと確か…あ、あったわ。はい、クッキーよ。手作りが嫌だったら飴もあるけれど、いるかしら？」
「ありがとうございます！鈴さんってお菓子作りするんすね。」
目を輝かせてクッキーを受け取る純恋ちゃん。可愛らしいわ。
「あの、純恋ちゃん、私もお菓子持ってるから、いる？」
そう言いながらカバンから駄菓子を取り出す美奈ちゃん。
「へえ。松下って、駄菓子好きなの？」
「あ、うん。純恋ちゃんも、好きなの？」
「うん、てかお菓子全般好き。駄菓子だったらポン菓子とか。」
「え！わ、私も好き！」
「私も好きよ、ポン菓子。ミルクをかけて朝ご飯でよく食べてた。」
「あーあれは最高っすね。」
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night(プロフ) - みぷくんさん» 気づいたところは直しましたが、まだあるかもしれません…。 (2022年1月5日 15時) (
レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - みぷくんさん» すみません！すぐ直します！ (2022年1月5日 15時) (レス) id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
みぷくん - 若竹の竹ですがこっちの武です。 (2022年1月5日 13時) (レス) @page26 id: a292e0e664 (このIDを非表示/違反報告)
night(プロフ) - シーさん» コメントありがとうございます。そんな風に考えながら書いてます！ (2021年12月26日 18時) (レス) @page19 id: 0cc99a9693 (このIDを非表示/違反報告)
シー - 彩にお姉ちゃんがいるとこんな感じなのかなと思いました。 (2021年12月24日 22時) (レス) @page11 id: bdade2f463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：night | 作成日時：2021年11月10日 20時
