裏切り期間

Betrayal15 ページ17

「なんで、学校に？」


「優花に伝えたいことがあって!!」






香山君…君は、偽物を優花が持っているっていってたけど全てじゃないんだよ





「優花は綺麗で可愛くて頭がよくて優しくてモテモテで…そんなのが偽りの優花




本物は…腹黒くて負けず嫌いで人を見下して欲しいものは手段を選ばないのが




本当の優花なんだよね!?





私は……今までのあなたは何処かムリをしていると感じてた





でも、心からぶつかり合えたときこれが本物の優花なんだなって



安心したんだよ」




いきなりのことで混乱したけどね…





裏切られた時はショックだったし会いたくもなかった







でもそれは逃げてるだけ…









向き合うことを教えてくれたのは零と香山君









「A………私と“本当”の友達になってくれる…？」





涙を流しながら言ってくれたその一言









「勿論!!いいに決まってんじゃない」





この時から私は絶望が消えたのと同時に零も見えなくなった。






それから、半年後…





卒業式を迎えそれぞれの進路に行った。






これで、最後だとしても一生忘れない








「ありがとう…零…」





図書室の私と彼が出会った所に座り呟いた。









＊See you again＊

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