40.数年後 ページ40
気がつけば、彼が亡くなってから2年と4ヶ月が過ぎていた。
俺も29歳になった。
おじさんになったな〜って感じがする 笑
としくん?…見てる?
俺、もう29歳だよ?
もう、貴方が亡くなった時よりも…少しお兄さんになっちゃった。
今でも、気がつけば泣いてることがある。
でもね、思うの。
"いつでも見守ってるよ?"
以前、夢の中で彼がそういったような気がしたから。
だから…頑張ってるんだよね?一応 笑
今日は、久しぶりにオフだし…
実家に戻って来て、愛犬たちもいるし…
お散歩行こっかな〜。
キャメルとルブとブッチを連れてやって来たのは、近所の公園。
少し広いから、犬たちも駆けまわれるようになっている。
ここの公園にも、彼とよく行ったな 笑
俺の思い出、ほとんどとしくんがいるね。
常に一緒に居たから。
それくらい、落ち着けてた人。
…てか、俺このままだったら彼女できないんじゃね?
そしたらとしくんとの約束果たせないじゃんかよ〜(´-ι_-`)
疲れたから…公園のベンチに座る。
そして、犬達を草むらに放つ。
駆け回ってんの可愛いな〜さすが俺の犬達 笑
少し目を離したら、キャメルがいなくなってた。
俺は慌てて、ルブとブッチを連れて、キャメルを探しに行った。
t「キャメル〜、どこー?」
あっ……いた。
ブンブンしっぽを振るキャメルの前には、綺麗系な女の人。
俺より少し若いくらいかな?
整った顔立ち。
長いまつ毛。
ショートカットの少しだけ巻いてるパーマ。
俺は、多分彼女に恋をした。
一目惚れってやつ?
そしたら、相手も俺のことに気がついたらしく…こっちに来た。
「あの〜…もしかして、この子の飼い主さんですか?」
t「は、はい…俺の犬です。キャメルって言うんですよ」
「キャメルか〜、可愛い名前ですね!」
や、やばい。
俺、こんな可愛い子初めてあったかも。
「あっ…もしかして、キスマイの玉森くんですか?」
t「そ、そうだけど?」
そしたら目を輝かせて、握手を要求してきた。
ファンの子かな?
でも、ファンの子だし…初めて会った子だから、警戒心は強いだろうとは思う。
だけど、俺はもっと彼女のことを知りたい。
そう思ったのが、彼女との出会いだった。
〜end〜
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作者名:beniimo_1048 | 作成日時:2018年8月6日 20時