【ヤンデレ 種類 】 検索 2

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すぐに追いかけたからすぐに追いついた。

後ろから飛びついて彼を引き止める。



「……あの、さっきはごめん」



体に回した腕に力を込めそういえば、ゆっくりと腕を解かれた。

顔を見ようと上を見上げたとき



「 もう一回、チャンスあげよっか？ 」



意味深な言葉を言われ、なにも考えずに頷く。

そんな私に彼はこう言った。



「これから飛び降りるから、Aも着いてきて」

「……は？」



窓を指差した彼は平然とそう言った。

窓枠の鍵を開ける彼を、呆然と見つめる。

窓が開くと同時に入ってくる冷たい風。


窓枠に迷いなく足をかけ、そのまま……



「待ッ………国見ちゃん！！！」



手を伸ばしてももう遅く、彼は地面へ引き寄せられるように落ちていく。


もう頭の中真っ白で 彼に続くように


手を伸ばしたまま飛び降りた。



「ッ……国見、ちゃ、」



落ちる寸前まで、彼を見つめた。

その後急に怖くなりめをギュッと瞑る。


ドンッ！！っと体に衝撃がきて、


あぁ死んだな


なんて思った、だけど



「……ほんとに着いてきてくれたんだ」



真っ逆さまに落ちた私は落ち葉と草に背を預けた彼に支えられていた。


よく人1人、支えられたものだ。


あの高さから落ちたのに、ほぼ無傷な彼と無傷な私。


そして2人とも生きている。


ドッ、ドッ……とうるさい心臓、今更出てくる冷や汗、恐怖のあまり荒くなる呼吸

それを落ち着かせるように国見ちゃんは私を抱きしめた。

そして耳元で小さく呟く。




「ごめん、疑って。まさか本当に着いてきてくれるとか……



Aは俺をちゃんと 愛して たんだ」

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