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真っ暗な中、手だけあったかくて
なんだか心地よくて幸せで、安心して。
でも真っ暗は嫌だから目を開けた
目に映ったのは黒尾くん
「…A?起きた?」
「黒尾くん……なんで、」
「なんかぶっ倒れた。大丈夫か?」
「……うん、」
起き上がって、手を見ると
黒尾くんの手が重なってて、「あぁ」と納得
「…ありがとう、黒尾くん」
「おぅ、」
「こういう所、好き。大好き」
「……え、」
ベッドから身を乗り出して、黒尾くんに抱きついた
少し上を向くと、ぽかんとした顔をした後徐々に顔を赤くしていく黒尾くん
「…え、待って。待って、あの、」
「…あの日、トイレ行ってから、黒尾くんとの記憶がないの」
「!!」
なんで忘れてたんだろう
1番好きな、大切な人を
「全部思い出した、黒尾くんの事」
手を握って、口を緩めたら
背中に腕が回ってキツく抱きしめられた
そして怒ることも問い詰められることもなく、
ただ一言
「……良かった、」
なんで、言ってくれたんだ
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作者名:ビーーグル | 作成日時:2017年5月20日 3時