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まず何するかな、顎に手を当てて悩む




「……何すればいいかね」


「うーん、私と黒尾くんの心に残る思い出ってないの?」


「心に残る思い出、か……」




……まずAと仲良くなったのっていつからだっけ




「…私と黒尾くん、どうやって出会ったの?」


「…俺が声かけて、仲良くなって……」




そんで、Aが告白してくれて、俺が意識して


…Aに忘れられた、と。




「……ごめん、Aの事好きになって」


「…え、」


「……あー、ごめん」




膝の上に置いた自分の手をぎゅっと握った




「…何回も、思っちゃうんだよ。ごめんなんて思いたくないのに」


「……うん、」


「でも、Aにだけは忘れられたくなかった」




なんて、Aに言っても困るだろうけど…




「……あー、ごめん。ほんとごめん」


「…やだな、そんな謝らないで?」


「でも、A悪くねぇのに、なんか…」


「お互い“病”にかかっちゃってるからね」




ふぅ、とため息つくA




「仕方ない……で、片付けていいのかわかんないけど、黒尾くんが私を好きっていうのは嬉しい事だよ」




その言葉がなんか嬉しくて、




「……ありがとな」




Aの頭に手を置いてそのまま髪がグチャグチャになるほど撫でた

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設定タグ:ハイキュー , 黒尾鉄朗 , 黒尾   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ビーーグル | 作成日時:2017年5月20日 3時

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