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8,1日の終わり ページ8

〔しばらく気を失っていたようだ…〕
黒崎は過呼吸を起こし、気を失ってからそのまま何時間も経っていたようだ。
時間を見るともう19時20分だった。
するとお腹が鳴った。もう夜ご飯どきのようだ。
ショッピングモールでドーナツを買っていたことを思い出した。
黒崎はドーナツにかじりついた。カラースプレーとチョコソースの甘い匂いがした。
そしてパソコンが置いてある机に伏せた。
やはりドーナツだけでは空腹は満たせなかったみたいだ。
またお腹が鳴る。正直家出がこんなにつらいいものとは思っても見なかった。
だが、家にいるのよりはマシだ。いつも深夜まで勉強を強いられたり制服を破られて殴られたり
するよりは…と思いながら目を瞑った。黒崎はそのまま眠った。

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作者名:輪花さん(まむあ) | 作成日時:2023年11月18日 14時

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