24本目、「見る専、辞めました」/rbr ページ37
*
今日も学校か…
『ロボロ〜、今日も隈すごいよ？大丈夫？』
rbr「！…ああ、大丈夫や」
『どしたの？そんな焦ってスマホ隠して。なんかあやしー』
rbr「そんなことないって！ほら、大丈夫やから…」
正直言って目が疲れた。それにとっても眠い。
でも絶対眠らない、眠りたくない。
だってー
24時間中Aを見ていたいから。
この隈でさえ俺がAをそれだけ愛している証拠だと思えば嬉しくなった
今もスマホでカメラ付き超小型ドローンを操縦しながらAを観察中。
此処が学校だとか家だとかカンケーない。
ただずーっとAをみていたい。それだけ。
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キーンコーンカーンコーン…
学校が終わり、速攻で家に帰る。
学校から家が近い距離だったからすぐ家でAを見れる。でも
Aの写ったスマホからは絶対目を離さずに。
実質歩きスマホをしている。
するとその時…
rbr「〜♪…うわあっっっ！？」
ドンッ
うっかり滑って転んでしまった。
rbr「痛ったたた…あ…やっば」
膝の皮は剥け、血が出てくる。意外と派手に転んだらしく、歩くのでさえ痛みが伴う。
rbr「…はぁ、早よ帰りたいんに…いたっ…」
痛みで動かぬ足を頑張って動かしながら、少しずつ進んで帰った。
当然、いつもより10〜15分程度遅く家に着いた。
rbr「あーあ、今日は24時間中はA見れへんかったわ…最っ悪…」
こういう時こそ人の手を借りたい。早よ治療してもらって一刻も早くAをー
一人暮らしはこういう時に不便やな…
適当にガーゼを当てて包帯を巻いた足を運んで、モニターが幾つも並ぶいつもの部屋へ。
写真で埋め尽くされた部屋でモニターを起動し、Aの部屋の監視カメラを見る。
今の時間帯ならAはきっと自分の部屋でのんびりしてるだろう。
ところが、
rbr「え、A？…いない！？」
彼女は自分の部屋に居なかった。
rbr「A、何処へ…？」
慌ててカメラ付き超小型ドローンを操縦し始める。
家中ドローンで探し回ったが居ない。
もしかして…外におる？
考える暇もなくAの家まで走って行った。
足が痛む。
それでも絶対…と、痛みに耐えて必死に走った
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作者名：缶詰天使 | 作成日時：2021年4月27日 22時
