15本目、「貴方は薬、俺は中毒。」/sya ページ24
*
『ごめんなさい』
なんて、悪夢。
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sya「…んあ」
起きればもう昼の日差しがカーテンの隙間から差し込んでいた
邪魔な昼。
sya「…っはあ…」
むくりと立ち上がって腫れた目を擦りながら部屋の隅にある棚に向かう。
ガシャンガシャンと音を立てて棚からやっとそれを取り出すと
その瓶の蓋を開けて粒を取り出した
瓶を棚に戻して粒を持ったまま今一度ベットに飛び込んで
それを水もなしに飲んだ
sya「んっ…ｺﾞｸｺﾞｸｯ…はあっ……zz…z…zzz」
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『シャオロン君、おはよう』
sya「A、おはよう。相変わらずかわええな」
僕たちは今草原のど真ん中にいる。
2人っきり、理想の世界。
『可愛いって…ありがとう。だーいすき』
sya「俺もやよ、A。大好き。」
そう言って抱き合う。
そんな中ふとよぎるのはあの日のこと。
ー『ごめんなさい、シャオロン君とは友達でいたいの』
ーsya「…せやか。ごめんな」
思い出したないな
sya「…Aごめんな」
『何が？』
本当にごめんな、失恋に立ち直れんくて夢に依存するだとか
そう思っている時の貴方の顔はなんとも純粋に疑問を浮かべている
そんな無垢な顔を見て、俺は儚げに笑った。
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sya「…あ」
起きれば明日の夜であり、いつも通り棚に向かって歩く。
食事を取らず、曖昧な足取りで。
sya「…ない。睡眠薬、切らしちゃったか」
sya(買いに行こうとも金がないな、それに今の時間帯お店すらやってないだろう)
こんな夢に依存するだけでも金がかかる。
それもその夢も途切れてしまう。
sya「永遠に、夢を見ていたい…そうか」
もういっそ、ﾀﾋんで仕舞えばええか。
天国で永遠に好きな夢を。
貴方に愛される夢をー
俺はきっと、最初から
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お久しぶりです。作者です。
テスト期間で忙しかったんです。許してください。
因みにこの話は失恋を機に夢に依存し朽ちていくsyaさんが描きたかっただけです。
最後に、語彙力くださいw
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作者名：缶詰天使 | 作成日時：2021年4月27日 22時
