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きのこ物語 最終回 ページ4

数日後、山野の具合は良くなった。


出発は、明日、10月15日(日本キノコの日)にすることとなった。


そして、その日はやってきた。2人は馬をおもいっきり走らせて、Cタケ村に急いだ。


山)「何やかんやで、無事にCタケ村に行けるよ。」


海)「ははは、よく言うよ。風邪ひいたのは誰でしたっけ〜?」


山)「うっさい!だまれキノコ!」


海)「お前もキノコじゃん。」


山)「..…」


そんなことを言っていると、もうCタケ村が見えてきた。


海)「お、そんなこと言ってたらあれCタケ村じゃね?」


山)「うわーお。」


村に入った。とても静かだった。


Cタケ村の人は、きのこを栽培し、売って生活している。


だが、悪天候のせいでキノコの栽培小屋が飛ばされたらしい。これじゃ、生活できない。


海)「よし、やるぞ。」


山)「おう。」


まず、全員に食料を配った。


そして、商売のためのきのこ、おがくずと種菌をあげた。(菌床栽培を検索してみて。)


すると、村の端に立つ立派な豪邸から、村長さんが出てきた。


村長)「本当にありがとう。あなた達がいなければCタケ村はもう危なかった。
  あなた方はこの村の恩人だ。本当にありがとう。」


こんな思いは初めてだ。今まで売り上げが理由で悩み、苦しんでいたと思えないほど嬉しかった。


翌年、海野と山野へ小さな封筒が届いた。


ー海野きのこさん、山野きのこさんへー
来週、7月7日(しいたけの日)に、村で年に一度のしいたけ祭りを行います。
もし良ければ、2人もお越しください。お待ちしております。
  村長より

行こうと思っていた飲み会をキャンセルして、Cタケ村に行った。


祭りでは、焼しいたけの醤油味、ポン酢味、塩コショウ味や、鍋焼きしいたけ、干ししいたけや


あの登るのにとても苦労した「きのこの山」産のしいたけなど色んな種類のしいたけがあった。


山)「うめぇ〜〜」


海)「肉厚〜」


とても美味しかった。2人は無我夢中でしいたけを食べ続けた。


すると、目の前には村長がいた。


村長)「よく来てくれた。私の家に招待しよう。」


村長の家はとても豪華だった。大きな絵画もあった。


すると、村の人が全員集まってきた。


村人)「山野きのこバンザーイ」
  「海野きのこバンザーイ」

最高の恩返しと共に、この旅は終わったのだった。
  ー 終わり ー

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空のきのこ - めちゃおもしろい!続きがすごく気になるー (2023年5月2日 16時) (レス) @page2 id: d7191d7960 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海のきのこ | 作成日時:2023年5月1日 8時

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