アホ峰とバ影山 ３

宣戦布告 ページ25

翌朝





やってしまった…



あの後質問攻めにされて、ろくに眠れなかった



…やべぇ、集中しねえと






影山「A、テーピング巻いてくれねーか？利き手やりづれえ」


A「ッ！？お、おう、任せろ」


影山「？頼んだ」





シュッ シュッ





こいつ指なっが…てか指綺麗…

ちゃんと手入れとかしてんだろーな





影山「…おい、"まだ"か？」









_____「"まだ"好きじゃないっすよッ!」









A「だからッ‼ "まだ"っていうのは言葉のあやでッ‼」








影山「は…？いや、まだ巻くつもりか？俺の指血止まるぞ」



A「あ…わりぃ

…飛雄のくせに指長くて綺麗だから、ムカついてついw」



影山「ッ‼」



A「あ、でも、蛍の指も長くて綺麗だよね」





丁度近くを通った蛍に話しかけた





月島「急に何？」



A「飛雄の指も綺麗だけど、蛍の指も綺麗だよなーって話。笑笑」



月島「そう？普通じゃない？……ほら」スッ





蛍が手をこっちに差し出してきたから、ふつーに触って確かめる





影山「…」



A「やっぱ綺麗じゃねーか腹立つ

つーか手でけぇな」



月島「まぁ君よりはね。…比べてみなよ」スッ





今度は手の平をこっちに向けてきた


手合わせてみろってことか





A「ん。」スッ



影山「っ…」






余裕で私の方が小さい…当たり前か


私の指よりも長い蛍の指が見える






月島「ちっさwww」



A「おい手だよな？手のことだよな？全体を見てその台詞言うんじゃねえよコラ‼‼」



菅原「A〜、烏養さんが呼んでる〜」



A「うぃっす！今行きます！」タッ









影山「…おいテメェ、どーゆーつもりだ？」



月島「そんな怒んないでよ王様

………悪いけど、Aみたいな子供の世話は王様には無理なんじゃない？」



影山「あ"？」



月島「…王様に渡すつもりはないから、ってコト」



影山「！？……望むところだ」









烏養「おー、来たか」


A「中庭…？なんでここに？」


烏養「合宿も今日が最終日な訳だが…

今日の昼は監督達の奢りでBBQだッ！！！」


A「まじ！？ですか！？」


烏養「そこでだ、お前その準備手伝え」


A「…一応聞きますがなんで私なんすか」


烏養「清水と谷っちゃんに力仕事させる訳ねえだろ」


A「私も嫌です❤」


烏養「じゃ、頼んだぞ」


A「ウィッス」

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