アホ峰とバ影山 ３

新婚？ ページ34

夏休み終了から数日




A「ビブス片付けてくる〜」


谷地「うん！お願い！」









A「…何してんだお前」



影山「！？俺だ！不審者じゃねえぞ！」



A「いや最初から飛雄だって分かったし。え、なにそれ変装のつもりだったの？」



影山「くそっ…！」



A「で？どっか偵察でも行くつもり？」



影山「あぁ、代表決定戦で当たるかもしれない相手で、どうしても見ておきたいチームがあって」



A「でも偵察っていったって、ビデオとかは撮れねえだろ。本当に見るだけじゃん」



影山「まあ…でも代表決定戦まで二ヶ月切ったし、どうしても見ておかなきゃいけない気がして」



A「なるほどな…だったら、ふつーに運動部っぽい格好でいんじゃね？」



影山「！」



A「その『お前天才だな！』的な顔やめて当たり前だから」



影山「お前も来るか？」



A「まあお前偵察とか下手そうだし、一緒に行ってやらなくもない。どこの学校？」



影山「青城」



A「パス」



影山「じゃあ違う学校に…ってちげえよパスって何だ！！」



A「だって青城って私の家の方角じゃん？そっち行ってまた学校戻ってきてまた家帰るって…なんか負けた気がするじゃん」



影山「何にだよ。つーかどっちみち俺がお前のこと送ってくんだから大丈夫だろ」



A「……そーゆー事じゃねんだよボケ」



影山「？…あ、わかった。及川さんに会いたくないんだな」



A「あーそうそうそれでいいわもう。いいからさっさと行けよ私まで帰る時間遅くなるじゃんか」



影山「おう。なるべく早く帰ってくる」



A「おう、行ってらっしゃ〜い」









清水「まるで新婚夫婦」



菅原「ほんとあいつら何なの！？さっさとくっつけよ！？」



澤村「落ち着けスガ」



東峰「え、あの2人ってそうなの？」



清水「東峰、今更知ったの？」



菅原「結構分かりやすいべ！」



澤村「ひげちょこ旭には分からんだろ」



東峰「お前ら…」



A「そーゆーの本人の聞こえないとこで話してくれません？？？」









好き、かどうかまだ自分でもよく分かってないし





嫌い、ではないけどね





でも、付き合うとか、そーゆーのはまだなんか違う気がする






今はまだ、心の中で引っかかってる奴がいる






全部、全部終わったら





はっきり自信持って言えるのかな





本当に心惹かれた人に





"好き"________ってさ

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