オムライス ページ17
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「先輩っ！！」
「凛ちゃん、お疲れさま！」
お昼休みの食堂。
オムライスが乗ったトレイを持った凛ちゃんが私の向かい側に座り込んだ。
「先輩、この間はすいませんでしたっ！私のせいで飲み過ぎちゃったみたいでっ…、」
「凛ちゃんのせいじゃないわよ、あれは私の自己管理の無さだから」
「私が勧めすぎたんですよ…、先輩との話につい夢中になっちゃって…、」
「ふふふ。気にしないで凛ちゃん、あれはほんとに私が「そうだぞ松本。あれは佐藤が悪い」
「たい…藤ヶ谷くんっ、」
声がした方を見上げると、凛ちゃんと同じくオムライスが乗ったトレイを持った太輔くんが立っていた。
「松本、一緒していいかな？」
「っあ、はい！」
「ちょっと。なんで私には聞かないのよっ」
「え？だめ？」
「だめじゃない、けど…」
「ふふ。だろ？(笑)」
クク、って喉仏を震わせて笑いながら隣に座り込んだ太輔くん。
オムライスって女子かよ！、って突っ込みたい。
「松本は？あの後大丈夫だった？」
「あ、はい。私は部屋に帰ってすぐに寝ちゃいましたっ！」
「そっか。ならよかった」
「藤ヶ谷先輩に送っていただいたおかげです！ありがとうございましたっ！」
「ははは、別にいいよ。それくらい普通だし」
「…」
なんとなく。
なんなぁーーーくだけど。
太輔くんが凛ちゃんを送ってった、ってことが気になった。
「そういえば先輩はどうやって帰ったんですかっ？？」
「え？」
「こいつは玉森が送ってったよ」
「え？玉森って、玉森裕太…ですか？」
「そうそう」
「…」
「えぇっ…」
「…」
怪訝そうな表情を見せる凛ちゃんを見て太輔くんが笑う。
…あぁ、そうだ。
この人たちはあの玉森くんを知らないから…
「…あの、」
「！？」
「おぉ、噂をすれば」
「…ここ、空いてますか？」
「っえ？！…あぁ、うん…」
「すいません、ご一緒させて下さい」
「…う、うん…」
トレイにセットの定食を乗せた玉森くんが空いていた私の隣の席に座った。
空いてるんだから、ダメだとは言えず…
でも正直、彼にどんな風に接していいかわからない。
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すなぎも - めっちゃ面白いです！！続きがとても気になります！更新待ってます！ (2018年7月25日 21時) (
レス) id: ef1e270871 (このIDを非表示/違反報告)
はじめ - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2018年4月4日 14時) (レス) id: e3f41243e4 (このIDを非表示/違反報告)
kumi(プロフ) - 初めから一気読みしました！めっちゃ面白いですね！！ブラック玉ちゃんカッコイイ！！続きが気になりますっ！！！ (2016年7月12日 2時) (レス) id: 8cddf2f951 (このIDを非表示/違反報告)
たまま - このお話のたまちゃんすごい好きです! 続きが気になってしょうがないです! 更新楽しみにしてます！ (2016年2月18日 19時) (レス) id: 18ff77bab6 (このIDを非表示/違反報告)
はるる - 頑張って下さい! (2016年2月7日 22時) (レス) id: fb87ff9d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年3月10日 21時
