story3 「努力の積み重ね」 ページ4
次に目を覚ました時には俺は赤ん坊だった。
前世の生まれが尾を引いているのか、俺はまたしても西城家という表向きは世界にも足を広げる大手企業、そして裏社会では知らない者はいないと言われている組の次男として生まれた。
前世よりもスケールが大きい事にもビックリしたが、それ以上に驚いたのは両親の人柄だった。
前世の俺の両親は跡取りである兄さんをとても可愛がる人達だった。
必要のない物は傍に置かないという切捨て主義。
だが、この世界の両親は違った。
兄と僕を平等に扱い、俺が今まで見て来た一般家庭と同じ様な生活スタイルや考え方だったのだ。
お金はあるが無駄遣いはしない。
礼儀は二の次で子供は子供らしくいればいい。
悪いことをしたら謝りなさい。
嘘はつくな。
努力をしなさい。
テレビや漫画などでしか見なかった暖かな家庭がそこにはあった。
だから俺も昔の俺とは違い、色々な面で変わることができた。
静かだった性格も明るくなったし、面倒だと言ってやらなかった努力もするようになった。
それに、この家柄のお陰で様々なスキルを身に着けることができた。
強くなろうと話をすることが出来るようになった五歳の頃から武道を始め、ありとあらゆる戦い方を学んだ。
勿論、裏社会でも使うような術も全部。
勉強だって努力した、英才教育を両親に頼み時間を効率よく使い出来るだけ多くの知識を学んだ。
そのおかげで中学三年の頃には、ハーバード大学の教授らと話が出来るくらいの知識を得た。
これも全て、アッシュに会った時の為。
スキルを多く持っていても損何てないのだから、できるだけ多くの事を自分の力に。
そして、それと同時進行で俺は中学の時に陸上を始めた。
昔から鍛えているから、すぐに成果を出すことが出来、インターハイにも出場。
そしてそこで、俺はこのアニメの主人公である奥村英二と出会った。
最初に彼から「綺麗たジャンプだった」と声を掛けられたのがきっかけとなり、俺達は連絡を取り合うようになった。
俺は東京の高校、英二は原作通り島根県出雲市の高校に通っており出会って一年後「陸上を辞める」という連絡が俺に来た。
俺は、それが合図だと言わんばかりに、両親の反対を押し切り彼の住む出雲市へと一人引っ越しを決めた。
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沖田さくら(プロフ) - 佐久菜さん» コメントありがとうございます！一気見して下さったんですか？！嬉しいです！楽しんで読んで頂ける様、これからも頑張ります！ (2020年5月2日 9時) (
レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
佐久菜 - めっちゃ面白いです！つい一気読みしてしまいました笑これからも頑張ってください！ (2020年5月2日 6時) (レス) id: e5ff1d5bd2 (このIDを非表示/違反報告)
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