銀魂 真選組の天涯秘蔵 【完】

８８話＊ ページ38

「それでいいじゃないか。


無理して自分を偽るひつようなんてない。

こっちに来ればいい、好きなことができる。

俺たちはお前さんを思って言ってるんだ。


こんだけの騒ぎ起こしたんだ。ただでは済まないだろう。

帰るところを失い、居場所だったとこの人に追われんは辛いだろう？」


A「…………。」


こいつの言うとおりかもしれない、か。

でも、私がそんな事も考えずに刀を抜いたと思ってるの？

後のことは考えているよ。

A「帰るところが無いのは仕方ない。

自分の生まれまで後悔したってどうしようもない。


私ごと、始末するから心配いらない」


あなた達が地に着いた時、私も地に身を着ける。
こんなことになるなんて、思ってもみなかった。




ごめんなさい、兄さんたち。


ごめんなさい、退兄さん。


ごめんなさい、近藤さん。


ごめんなさい、トシにぃ、



ごめんなさい……総にぃ、



最後まで迷惑かけて、今までの恩なんて返せてなくて本当にごめん…！



袖で目を拭い、相手を見据える。
泣いたって、自分の運命なんて関係ない。
そもそも私は運命論なんて信じない
運命論なんて全然関係ないでしょう。





低い姿勢から相手を次々に屠る。




………総にぃ、大好き。

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