86話* 追記 ページ36
時は少し遡り…
沖田side
「沖田隊長、報告です。Aの目撃情報まだありません。
……沖田隊長?」
………。
「沖田隊長!」
「………ん、あぁご苦労」
ヤベェ、なんも聞いてねぇや。
目撃情報がねぇのはおかしいが、俺の意識なんてそっちに向いちゃいねェ。
山崎「沖田隊長?さっきから携帯ばっかり見てますけど…。
何ですか?それは…地図情報?」
ザキか?耳元でやかましいわ。
こっちは目ェ離せねぇで集中してんのによぉ。
沖田「ザキィ、それは質問してんのか?
違うんだったら正当法で情報集めやがれ」
山崎「…地図ばっかり見てるから変だと思ったんですよ。沖田隊長ならいの一番に飛び出していくかと思いましたから」
チッ、質問かよ。
答えんのもかったりィ。
それどころじゃねェのはわかってんだろィ。
沖田「Aが時間になっても帰ってこねぇんだ。いつもとは違う場所に行ってるか、攘夷志士の仕業だろ」
正直そうだったら腸煮えくりかえりそうだ。
沖田「そんなとき気に行きそうなところ闇雲に探したって意味ねぇ。
居場所が割れるの監視してんだよ」
携帯をチラッと見せる。
まあ、簡単に言うと
山崎「それってGPSってことですか?そんなのAちゃんにいつ付けたんですか!」
いちいちうるせぇなァ。これだからザキはいつまでたってもザキなんでさァ…
沖田「Aに直接つけるわけねぇだろィ。
特殊なヤツだからある一定の状況下でしか反応しねぇんだ」
こんなことになるなら随時見れるようにすりゃよかった。
俺の携帯にAの位置情報が伝わる条件は、
沖田「俺が持たせた刀を抜刀したら、アラーム付きで位置情報が伝わる。
よほど危険なことがなけりゃ抜刀しねぇだろうしな」
つまりGPS機能が発動したら、Aは刀を抜かなければいけない状況だってことだ。
山崎「…だから万事屋のバイトの時異常に到着早かったんですね」
沖田「たまたまあんなとこ通りかかるわけねぇだろィ。アラームなったんで急いで行っただけだ」
一通りの会話をザキに視線を向けることなくすませる。
……ったく、あいつどこ行ったんだ。
携帯に目を落とすと、
ピローン…電子アラームが鳴る
場所は、
………伊東の墓地?
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氷翠 - 主人公と沖田のその後がみたいです! (2014年11月25日 16時) (レス) id: 44dcaf24ac (このIDを非表示/違反報告)
龍騎叶(プロフ) - いえいえ^^ 次回作めちゃくちゃ期待していますねwww (2014年11月19日 16時) (レス) id: ca62345b73 (このIDを非表示/違反報告)
遊火(プロフ) - 龍騎叶さん» ありがとうございます!コメントくださりありがとうございました。おかげで完結させていただきました*\(^o^)/* (2014年11月18日 22時) (レス) id: 406c9bc99a (このIDを非表示/違反報告)
龍騎叶(プロフ) - 完結おめでとございます^^ (2014年11月18日 10時) (レス) id: ca62345b73 (このIDを非表示/違反報告)
龍騎叶(プロフ) - 遊火さん» 人気すごい高いですよね (2014年11月18日 10時) (レス) id: ca62345b73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遊火 | 作成日時:2014年9月20日 18時