銀魂 真選組の天涯秘蔵 【完】

６４話＊ ページ14

聞き込み調査 inスナックお登勢

ちなみに銀時さんのもついてきてもらった。
万事屋さんの一階部分のお店の女将さんであるお登勢さんは既婚者だそうで。
しかしお店はスナック。

お登勢「銀時！こんな時間にそんな幼げな少女同伴してんじゃないよ！！」

銀時「ちげえよババア！この子が聞きてぇことあるみたいだから連れて来たんだよ」

あらぬ誤解を受けてしまったようだ。
仕方のないことだし、矛先は銀時さんだ。

A「初めてお会いするのに不躾ではありますが、結婚についてお聞かせ願えますか？」

総にぃの言うクソ真面目な喋り方。
普段は使わないけど、一応習ったから使える。
私はかぶき町では新参者。礼儀くらいしっかりしていなくてはいけない。

お登勢「なんだい、えらくしっかりした子じゃないか。本当に聞きたいことあってうちに来たのかい？」

銀時「だからそう言ってんじゃねぇか。
それからあのネコみみとたまはどうした？」

お登勢「キャサリンならタバコ買いに行った。たまなら奥にいるよ」

どうやらここではお登勢さんとたまさん、それにキャサリンさんという人たちが働いてるようだ。

お登勢「結婚について聞きたいって、なんだいあんた結婚すんのかい？ところで名前は？」

A「Aと言います。結婚すると決まったわけではなく、身内が話をしてきまして。改まって結婚とは何かと聞いて回っています」

お登勢「若いのに大変だねぇ。結婚持ち出した身内ってのは男かい？男なら大丈夫さ。男身内は幸せ思ってんだから」

銀時「そうか？Aちゃんとこの奴らは結婚になんて一生出さなそうだけどねぇ」

そう、そこなのだ。
あんなに過保護にしていたのに安易に結婚させようなんて言い出すだろうか。
彼氏でも連れて来た日にはたたっ斬りそうなんだけれど。

お登勢「相手によっちゃ変わるんだよ結婚なんて。Aはいい人選びなよ。間違ってもこいつみたいな奴と一緒になるんじゃないよ」


聞き込み調査 inスナックお登勢
収穫 結婚するときは相手によって人生変わる


お登勢「銀時、ちゃんと送ってやりなよ」

なんか帰ることになりました。

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