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忠告 ページ31

「ところでさ、これやったの君?それとも君?」

太宰はAを抱き上げて、2人に尋ねる。その瞳は濁っており、見た者に恐怖を与えるものだった。

「…よくも、こんなにも可愛い女の子をここまで傷つけられたね……今回はこの子の手当て優先だから退くけど…



次やったらタダじゃおかないよ。」

太宰がそこまで言うと、芥川もゾクッとするような殺気を放った。

敦はその突然の殺気と、今までの心的疲労でぱたりと倒れた。

「あ、ちょっと敦君、私は3人も運べないんだけど…」

『っ、…太宰さん、敦君は、私…が、運びますから…』

太宰の腕の中でAは苦しげにそう伝える

「!駄目だよ!Aは大怪我してるんだから、大人しくしてて。」

『平気です、敦君小柄だから、大丈夫です…潤ちゃんは、お願いしますね。』

太宰の腕から降りて、よっと、と云って敦の腕を肩に担ぐAは…苦しそうだ。

「…樋口、その女を運べ。」

「え!?芥川先輩、でも!探偵社は敵で…!」

「命令だ。」

そこまで云われてしまえば、樋口は従うほかない。

「どういうつもり?」

「…その女とはまた孰れ勝負をつける。それまでに死なれては困る。」

それだけ云うと、芥川はその場を去っていく。樋口はしぶしぶ女の腕を肩に担ぐ。

「芥川先輩の命令ならば仕方ありません。早く探偵社へ。」

樋口がAを担ぎ、太宰が敦と谷崎を担いで探偵社まで向かった。

こうして、マフィアと探偵社の初接触が果たされた。

動揺→←太宰の正体



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Divan’ Arc-en-ciel(プロフ) - おぉぉぉぉおおお!!!続編!!!おめでとうございます!!!!応援頑張って下さい! (2017年6月12日 19時) (レス) id: 3b636005a9 (このIDを非表示/違反報告)
オタオタhshs(プロフ) - すごい面白いです(〃艸〃)芥川さん落ちに1票入れさせて頂きますm(_ _)mこれからもぜひぜひ頑張って下さい! (2017年6月12日 18時) (レス) id: d63ff6d4cd (このIDを非表示/違反報告)
はやし(プロフ) - この作品に惚れました。(何言ってんだ)貴女様の谷崎君可愛すぎます。これからも頑張って下さい!応援しております。 (2017年6月9日 17時) (レス) id: 3e69f8f1b1 (このIDを非表示/違反報告)
千南.*・゚.゚(プロフ) - オチは谷崎さんでお願いします とっても面白いです! これからも更新頑張ってください! (2017年6月7日 21時) (レス) id: f71cdd405e (このIDを非表示/違反報告)
下野ゆき(プロフ) - 落ちは4番でお願いします。ではこれからも更新がんばって下さい! (2017年6月7日 18時) (レス) id: d03d38ff75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アネモネちゅん | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年5月16日 4時

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