8人目のバイト！？① (ページ44)

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女2「ってことは、出るってことじゃね？笑」

女3「あのね、うちらみんなeighterなんだけどさ。うちらみんなあんたが邪魔でウザくて憎くてしょーがないの。わかる？」

女3「だからさ、もう辞めて欲しいわけ。あんたみたいなブス、見てるだけで吐き気するし(笑)」

女4「そーそー！(笑)」

女1「だからさ、自分から辞めてよ。今のうちに辞めといてくれれば、うちらも何もしないし。」

キャハハっていう下品な笑いが頭上から降りかかる。

これまでの疲労と、”容赦なく傷つけるための”言葉に、もう心はズタボロだった。

それでも、ここで折れたら、、、

これまでの努力が全てパアだ。

今日まで、何のために睡眠時間を削ってまで努力してきたの？
明日のライブの成功のためでしょ？
それがこんな人たちのせいで台無しになんてされたくない。

完全に折れそうになってた私の心に、そっと決意の炎が燃えた。

「…じゃあ、本当のことを言いますけど。

私は、明日からのツアーに、バックダンサーとして出ます。

でも私、辞めません。
みなさんがどう思ってるかなんて知りませんけど、今日まで頑張ってきたことは無駄にしたくないので！
今、みなさんに何言われたところで、絶対に辞めません！！！」

しっかりと、目を合わせて話せた。

それまでニヤニヤしてた女の人たちの顔がみるみる険しくなっていって、しばらく無言の時間が流れた。

突然左の頬に鋭い痛みを感じて、
体ごと吹っ飛んで初めて、自分が殴られたことに気付いた。

女「あんたみたいなブス、死んじゃえばいいのよ！！」

おそらく、私を殴ったのであろう女がヒステリックに叫び、それが合図かのように、周りで私を睨みつけていた女たちも、狂ったように私を殴ったり蹴ったりし始めた。

痛い。怖い。

でも、明日のためにも、顔に傷をつけるわけにはいかないと思って、顔はずっと鞄に当ててた。

…おかげで、他のところはボロボロだったけど。

雨のような攻撃の中で、私の意識は途切れた。