７人の特急列車と一般人な私。 (ページ39)

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39.言った通りにページ39

打ち上げの日から数日
経ったある日のこと。

大学の友達の飲みに行っていて、
23時頃家に帰ると

ガサガサっ

『なっ、何？』

ガチャン

窓が閉まる音がした。

部屋の明かりをつけると

部屋は荒らされていた。

特にタンスとクローゼット。

『な、なにこれ…なんなの…』

数日前、リョウガが言ってた通り、
下着泥棒に入られたのか、

いや、でも窓もドアも鍵はちゃんと閉めていた。

ガタガタと急に震えが止まらない。

ピロピロピロ

『ひゃっ!!??』

電話の着信音にさえびっくりしてしまう。

2「もしもし？A？秘書の人が
明日、内定手続きの説明するから事務所に
『カイっ、助けてっ!!!』何かあったの？」

何があったか、電話では説明ができずに
カイがこっちまで来てくれることになった。

2「A!!」

『か、カイ…』

家に入るのが怖くて、外で待っていると
すぐにカイは来てくれた。

カイの姿を見て安心したのか、
抱き付いてしまった。

2「な、何？どうしたの？何があったの？」

『あのね…』

鍵は閉めていたのに帰ったら誰かがいたこと、
私が部屋に入るとすぐに逃げて行ったこと、
タンスやクローゼットが荒らされていたことを
全て話した。

2「警察に電話しよう。」

『し、してみる…』

2「俺が電話するから、もし詳しいこと聞かれたら
A自分で話せる？」

『う、うん。』

それから５分もせずに警察は来てくれた。