７人の特急列車と一般人な私。 (ページ13)

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7「えっ！えっ！えっ！」

4「んだよ!!!」

タカシは何か慌てた様子だった。

7「タクヤ！めっちゃ着信残ってんで！
レッスンの時間何時やったっけ？」

4「あっ…やっべ!!!!行くぞ！」

7「おう！じゃぁA！またな！」

『レッスン頑張って～～～』

２人は走って行ってしまった。

さてと。

私もその足で大学へ向かった。

「えーーー！試験受けれなかったの！？」

大学に着くなり、友達に報告。

『うん、残念だけど卒業旅行は行けそうにないから
みんなで楽しんできて？』

「そんな～～～それより、身体は大丈夫？」

『うん、身体は大丈夫だよ！
ちょっと頭ぶつけて、気絶したくらいだから』

「気絶した“くらい”って言えるのが凄いね」

進路支援室で、求人を見ながら
話していると、先生に咳払いをされた。

「じゃぁ、私邪魔しちゃ悪いから出るね！」

『うん、また後で！』

そういって友達とは別れた。

求人を一通り目を通したけど、
ピンとくる仕事があまりない。

『はぁ、どうしよう。』

進路支援室を出て、外のベンチに座り
憂鬱な気分に浸る。

「ねぇ聞いた？なんかイケメンの人来てるって！」

「聞いた聞いた！アイドルみたいな人でしょ？」

はぁ、１～３年生は就活とか考えなくていいし、
気楽だよね…。

「ねぇ、あの人じゃない？」
「カッコイイ！オーラ違うよね！」

今はどんなにかっこいい人いても
キャーってならない自信あるよ…。