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ページ8

海side









本格的に飲み始めた祐基に佑亮が絡みつく。



祐「なんだよ〜」

佑「たくちゃんが構ってくれない」



確かに稜雅は人見知りとコミュ障を発揮して全然喋らないまま酔って寝ちゃってるし、拓弥は太陽と喋りながら黙々と飲んでいる。

晃一はこっそりと何か食べているんだろう。




太陽は未成年だから一応ちゃんとオレンジジュースをちびちび飲んでいる。

周りは酒を飲んでるから、太陽も勢いで飲んじゃうんじゃないかといつも思うけど、

太陽は聞き分けよく、ちゃんと手を出していない。



時々晃一が誘っては佑亮に怒られてる(笑)



佑亮はそういうところはしっかりしてるんだよな・・・笑









祐「なんだよお、拓弥なんか放っておいて俺とあそぼうよお」

佑「ゆうきぃ〜、」

拓「何だよきもちわりいなぁ」

海「うん、きもいよ?」





早くもできあがったユーユーペア。






一方、Aちゃんを見ると。


まったく酔ってない。


あれ、そんなに飲んでなかったっけ、と手元を見ると、空き缶がもうすでに5,6本。

もしかしてめっちゃ飲めるタチ・・・?





海「もっといっちゃう?チューハイじゃそんなに酔えないでしょ」

拓「あ、待ってたくちゃんも飲む」

焼酎とグラスを持ってくると、拓弥も寄ってくる。


「良いの?私際限ないけど、」


佑「僕も〜〜〜」

祐「俺も〜〜〜」

「ふたりは・・・もうやめておきな?」








それからはひたすら喋りながらアルコールの高い焼酎をあおって、

歓迎会っぽくない歓迎会は俺とAちゃん以外のみんなの寝落ちでお開きになった。






海「ごめん、全然何にもできなかったけど」


Aちゃんにまとわりつくように寝ている佑亮と祐基を引きはがす。

そんなにひっついたらAちゃんが動けないのに笑




「別に良いよ、久しぶりに楽しかったし、」

海「なら良かったけど」

「お酒もいっぱい飲めたしね」


少し酔ってとろんとしたAちゃんは、どこか儚げに見えた。


シャツの襟から少し見えた肌の赤みは、きっと少し前につけられたものだろう、

なんて事を考えながら、俺はAちゃんを2階まで送った。








にしても、Aちゃんはうわばみが過ぎるな笑

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作者名:Rim@ | 作成日時:2018年7月29日 11時

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