今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:1,342 hit
小|中|大
98 ページ49
「真っ直ぐなのもいいけれど、疑うことも覚えなきゃ」
「ま、ゴンには無理だろうけどな」
「大丈夫だよ!たぶん……」
あちこちから聞こえてくる悲鳴のなか、ひた走る3人。グラスィドールはどこにいるのだろうか。
少しでも逸れてしまえば遭難まっしぐらの濃霧の森、おまけに詐欺師と称される数多の生き物。
ちょっと心配になってきた。
「……グラスィドールは大丈夫かな」
「げ、お前あんなやつの心配すんのかよ」
「いい性格だけど腐っても仲間なんだ」
「ハクアさん、優しいんだね!」
純粋な笑顔で言われては狼狽えながら頷く他ない。ふと、ゴンが周りを見回し始めた。
「どうした?」
「なんか……猫の鳴き声がする。さっき聞こえた猫と同じ声だ、行こう!」
「はぁ!?猫ぉ!?」
「たぶんというか……絶対にグラスィドールだね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:H×H
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2019年1月26日 23時