異能力、人間失格。II

ごじゅうさん ページ19

此れから、戦闘シーン書きます。
そして、全て同時刻に起こってる事です。
名前には一応ふりがな振っときます。
後、結構すんなり終わります。だって強いかr(((

ーー


「建御(たけみ)双子。私は貴方達と闘いたい。」

「え？美人ちゃんのお願いなら仕方ないなぁ〜」

「一寸…大丈夫なの？
煌音(あきと)、此の人強そうだよ…」

…兄の方はチャラい。
弟は気弱。良くあるタイプの双子。
でも油断は出来ない。

「先手は貰う。“夜叉白雪”！」

洞察力が良いみたい。
結構避けられた。でも、傷は増えてる。

「逃げてるだけじゃ傷が増えるだけ。」

「…ッ…
異能力、“悲しみの瞳”…！」

「異能力、“憂いと愛”。」

…同時発動。
でも、夜叉を狙ったのは間違い。

「私を狙えば当たったかもしれないのに。」

夜叉は物体を通さない事も出来るから、
夜叉に物理攻撃は効かない。

「私の名は鏡花。
幼い頃にポートマフィアに拾われた。
光は要らない。ポートマフィアは私の居場所。
私は未だ…負けない。」

夜叉が首を掻き切り、二人は絶命した。
そんな荒事をした後だと云うのに、
夜叉は機嫌良さそうに私の後を付いてくる。
…から、短刀を投げる。

「勝手に動く異能は嫌い。」

夜叉が笑った気がした。


ーー


「今夜は良い月夜だなァ？
まァそんな事は置いといて…取り敢えず死ね。」

行き成り飛んで来た刃物を避ける。

「酷いなぁ。行き成り攻撃するなんて。」

「避けたじゃねぇか。」

「だって避けないと死ぬじゃん。
じゃ、次俺の番。」

異能無しで何処までいけるかな、と蹴りを入れてみた。
…なんか止められた。砂の壁？みたいな…

「鉄操るんだっけ？
此れ、砂じゃねぇの？」

「砂鉄。」

「あーね。」

え？今時？やだ嬉しい。

「そりゃRaptoでトップクラスにもなるか…」

「そりゃどうも。」

さて…疾い処終わらしてうちのお姫様達に
助力しに行かないと。

「ま…そんなの要らないくらい強いけどな。
異能力、“蜘蛛の糸”。」

…終わったか。

「所詮、此の程度…
空間も喰らう“白獣”に勝つのは相当手練れじゃねぇとなァ。」


ーー


「鏡花さん！沙狗さん！
生徒達が屋上に向かっています！！」

安吾さんの無線。
其の時になって私達はやっと気付いた。
屋上の扉が空いた事に。



ーーー

龍之介くんが黒獣なら、
沙狗くんは白獣だよね！蜘蛛の糸だし！

…という安易な考えですけど。

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