【HQ】綺麗な花には毒がある

薔薇が33輪 ページ34

.

＿夢主SIDE



体育館に戻ればすぐさま青城の方へ直行。


雪芦は思いっきり睨んでいてどうしてきずかれないのか不思議ではある。

どうせ、私がなかなか折れた様子を見せないので周りにいるすぐに折れそうな飛雄を狙って私も折れることを狙ったのに折れるどころか手で繋いで帰ってきちゃった、むかつく、

とか禄でもないことを考えているのかしら。



あーあ、あほらし。





溝口「黒崎、影山は大丈夫なのか。」

『…あ、はい。…完全復活とまではいきませんけど、一応大丈夫です。』

溝口「よかったな、及川、国見、金田一。」


名前を呼ばれて明らかに動揺する3人。

そんなに心配？


溝口「じゃあ戻っていいぞ。」

『はい。』



コーチから解放されてすぐに英と勇太郎仁花に捕まった。



金田一「どうだった？」

『…結構、追いつめられてたっぽいよ？…昨日から。』

国見「昨日？」

『そ。昨日。…中学の頃から人の気持ちに鈍感なようで繊細なところがあったじゃん。…今回はそれが凶と出たんだよね。』



2人とも思う節があるのかうんうんと頷いている。



『…あっ。…それと、2人とも。気持ちはちゃんと口に出すこと。…2人がまだ飛雄のこと嫌いだと思ってたって言ってたからね？』


にひっっと笑って、その場を去る。

ドリンクの籠を持って。


次は一周したから烏野との試合でしょう？

雪芦さんに仕掛けに行きますか。


『仁花ちゃんっ！私がドリンクとタオル持ってくるから記録宜しく！！』









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿黒い雪は女王様の庭にいるのにさえ気付かない

薔薇が34輪→←薔薇が32本

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す