元暗殺者が、１４８人 ページ5
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＃心愛SIDE
＿＿夜、観覧車の頂上でキスをすると恋が実るってジンクスがあるんですよ。頑張ってください！
って…。
というか、好きな人と二人で観覧車に乗ってドキドキしないはいないよね！！？
ただでさえ、心臓がバックバクなのに、あんなこと言われても。
Aちゃんの方、どうなってるんだろう。
それより、会話！！続かないんだけど…。
渡辺 「…夜景が、綺麗ですよ。」
岩 「ん？…あ、ほんとだ。合宿所ってどのあたりだ？」
渡辺 「あそこらへんじゃないですか？」
岩 「結構遠いな。」
しばしの沈黙。
さっきからこれの繰り返し…。
岩 「及川、大丈夫か？」
渡辺 「どういうこと、ですか？」
岩 「いや、あいつ。Aにべた惚れだからな。…今頃、心臓が出そうな思いしてるんじゃねぇか？A鈍感だし。」
渡辺 「えっ。及川先輩ってAちゃん好きなんですか？」
岩 「あぁ、そうだが？」
うっそ。両片思いじゃん。
渡辺 「Aちゃんも及川先輩の事好きですよ。」
岩 「まじか！！じゃあ両片思い？…ってやつか！！」
渡辺 「早く、実ればいいですね。」
岩 「だな！実ったら盛大にからかってやらないと。」
やばい…。そろそろ頂上なんだけど！！
んんんんんん〜〜〜〜。
キス…か。
今日のがしたらもう、チャンスが回ってくるか‥。
よし、腹をくくろう。
そう思い、立った瞬間少し強めの風…突風が吹いた。
渡辺 「きゃ！？」
岩 「っと、あぶねぇ…。大丈夫か？」
渡辺 「は、はい…。」
なんとか抱きとめてもらった。
岩 「気をつけろよ。」
渡辺 「はい…。」
よっとと言いながら座る岩泉先輩。
渡辺 「岩泉先輩っ！！」
そういい、距離を詰めていく。
岩泉先輩は座っているため少し低い。
岩 「どうし…ん…！？」
渡辺 「岩泉先輩、好きです。付き合ってください＿＿」
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作者名：＋柚＋ | 作成日時：2018年5月21日 19時
