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敦芥『ゲーム』 ページ7




 巷で人気の遊戯(ゲーム)。それを僕と芥川はやっていた。


 もとより、僕と芥川は付き合っている。告白という告白はしていないけど、互いに好きという事実は変わらないから良いだろう。たぶん。



「芥川、何か賭けようよ」

「?貴様、賭け事などするのか」

「いや、そーゆうのじゃなくてさ。芥川が負けたら僕にキスする、とか」

「…なるほど。僕が勝ったら無花果10個か。本気でやるぞ」



 遊戯の電源を入れ、スタート画面が現れる。僕は遊戯など得意ではないが、相手が芥川となれば別だ。少し卑怯な手でも使いたい。


 そして単なる戦闘遊戯なのだが、芥川は地味にうまい。



「えっ、ちょっ、わわっ、負ける!」

「ふん、餓鬼めっ」



 こう二人肩を並べて楽しむというのは実に嬉しいことだと改めて実感した。でも僕、負けそうだけど。


 こうなったら、と少し動いて後ろから芥川を抱き締めた。当然芥川は可愛い声をあげ、遊戯にも隙が出来た。
 その隙を逆手にまた僕は攻撃を仕掛ける。芥川からの攻撃が一撃でも来れば首筋を舐めってみたり、少しずるいことをする。



「貴様っ…!」



 そして遂に決着がついた。もちろん勝ったのは僕だ。

 芥川は「反則だ!」とか言ってるけど僕には関係ない。規則(ルール)は規則だ!



「僕の勝ちに変わりはないよ。ほら、キスしてよ」

「あれはウォーミングアップじゃなかったのか?僕はまだ本気など」

「え?本気でやるぞって意気込んでたじゃん」

「あれは…」



 こうなるように仕向けたのは何をどうしても僕なんだけど、とりあえず芥川からキスをしてくれるなんてこんな嬉しいことはない。

 本当に嫌なら羅生門で刺されるけど刺されないのは別に良いって証拠だから。



「ね?芥川。約束は約束だよ」



 顔を近づけると芥川は恐る恐る僕の唇に____




♀♂♀♂


 遅れてすみませんでした。リクエストありがとうございます。

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羅生門 - 体が痛む。 (2021年4月5日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
羅生門 - karadagaitam (2021年4月5日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
羅生門 - karadagaitam (2021年4月5日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
kyo - 誰が見ても認める美貌の持ち主の芥川さんは、驚くほど食事の量が少ないので食べ残しは私が食べます。(きりっ) (2017年8月25日 10時) (レス) id: b8f51b6520 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - マジカルワールドさん» 本当に申し訳ないです…!ありがとうございます! (2017年6月10日 23時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかゞわとまと | 作成日時:2017年4月22日 1時

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