敦芥『土壇場と落雷』 ページ36
◆
リクエストありがとうございます。
♀♂
「っ…!」
息を飲むのが分かった。隣で寝ているであろう恋人に目を向けた敦だったが、芥川の目はこれでもかというほどに開いていた。
「あ、あくたがわ…?」
ちなみに現在は夜中。敦は眠そうな声を出しながらも芥川へ聞いた。芥川は敦の胸へといきなり顔をうめこう言う。
「雷、が…」
「雷…?あ、今大きな音したもんね」
そういえば、と僕は思い出す。芥川は大きな音がなにより苦手だと言うこと。静かなのも嫌いらしい。我が儘だと敦は悪態を心の中で吐きつつ芥川を優しく抱き締めた。
「電気つけようか?」
「先刻、羅生門でつけようとしたが停電を…」
えっ最悪、と敦は言った。芥川の住んでいるようなところではこんなことなど起きないというのに。
芥川は震える呼吸を無理矢理直そうとしたが、僕は芥川の額に幾つかキスをする。
そしてそのまま、僕らはまた眠りについたのだった。
しかし僕と芥川は嬉しいことに起きてからすぐ、窓の外にかかる虹が見れたのだ。
きっと何かいいことがあるだろう。
♀♂♀♂
眠い。
でも一日1リクエストで頑張りたいです。
短いお話ですみません(汗)
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羅生門 - 体が痛む。 (2021年4月5日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
羅生門 - karadagaitam (2021年4月5日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
羅生門 - karadagaitam (2021年4月5日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
kyo - 誰が見ても認める美貌の持ち主の芥川さんは、驚くほど食事の量が少ないので食べ残しは私が食べます。(きりっ) (2017年8月25日 10時) (レス) id: b8f51b6520 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - マジカルワールドさん» 本当に申し訳ないです…!ありがとうございます! (2017年6月10日 23時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なかゞわとまと | 作成日時:2017年4月22日 1時