誰が見ても認める美貌の持ち主の芥川さんは、驚くほど食事の量が少ないので食べ残しはそこら辺の変人達が食べます。 (ページ40)

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敦芥『パジャマ』ページ40

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　＿＿現在芥川と敦はポートマフィアと探偵社公認のカップルなので同棲している。そんな二人が、付き合い初めて二ヶ月目のこと＿＿＿＿

「いや、お前…」

　そろそろ季節も変わる、パジャマを買おうと僕はこの前何気なく言った。それを馬鹿かと叫びたくなるほどに真面目に芥川が受け取り、現在の状況。

「悪趣味にも程があるぞ！」

「貴様！河童を愚弄する気か！」

「問題は其処じゃない！いや其処だけど！僕と芥川がお揃いって如何いうことだよ！なんでちゃっかり自分の分も買ってるんだよ！似合ってる！」

　今時女子が着そうななりきりパジャマ。最近なんかはあの仕事を選ばないネコのキャラクターや、スキーやドリフトをとにかくチャレンジする緑の恐竜など色々あるが…

「しかも河童なんて…！」

　河童なんて聞いたことがないのだった。

「早く敦も着ろ。それとも僕と一緒に風呂に入りたい故にまだ着ないのか？」

「そうだったお前はそういう奴だった」

　差し出された河童なりきりパジャマ。芥川が着ると放送禁止令が出るよ、これは僕以外が見たらいけない。絶対駄目。

　というかそれ僕も着るの？語彙力をなんとかしたいけど、簡潔に言えば恥ずかしい。完全に女子高校生が着ていそうなやつじゃないか。

　それに今回芥川は僕に言われなくとも自主的に風呂に入ったのだ。其処をまず誉めよう。いや駄々こねた子供か！

「うん、まずいいよ。着るよ。季節変わるしね。夏はこのパジャマにしようか」

　一応半袖短パンという真夏のパジャマ。いや、ルームウェア？まあどちらでもいいけど。

　とにかく今年の夏は河童になって過ごせということね。

「何を言っている。次の休みは敦と一緒に買いに行く」

「好きになる一方じゃんか！！」

　何気無く交わしたデートの約束。

♀♂

　やつがれ受けシリーズ、今回で閉じようか閉じないか迷ってます。どうしましょう。

　毎度コメントをくれるあの生物失格さまこと、せいさんのホムペにて。

　やっぱり毎日更新！

　これ作者のモットーにさせます！せいさんありがとうございます！