第25話 ページ28
さてさて次は…
萌黄色の背中の隣に行く。3年生の子だ。
しかし体育委員は可愛い人ばかりのようでとても嬉しいな。え?暴君?知らない子ですね(遠い目)
『…おはよう!後藤Aです!よろしくお願いします!』
そう言うと
「…ちっす。朝から元気っすね」
と返された。あっ、もしかしてこれ皮肉言われたのか??朝からうるせぇ黙れやって事か?!
『あっ、ごめんなさい。』
「ぶふっ、別にそこまで怒ってないっすよ」
『さいですか…』
許してくれた、優しいなぁ…
と思い顔を見るとすっごい、ニヤニヤしてた
あ、これもしかしなくても
『(からかわれている…)』
「次屋三之助です。よろしくお願いしますね、A先輩」
『アッウン、よろしく』
もう顔にね、「あっ、良い玩具見つけた」って書いてあるよね。何だこの子!性格全然可愛くねぇ!
くそっ、顔が良いから許せてしまう!!
「こら!三之助!お前先輩に対してどんな態度取ってるんだ!」
「うげっ、滝夜叉丸だ…」
「こら!先輩をつけろ!!」
すぐ近くに滝夜叉丸君がいたようで私達の会話を聞いてすっ飛んできた。優しいなぁ滝夜叉丸君。
『滝夜叉丸君、大丈夫ですよ。私は気にしてませんから』
「うぅ…ですが…それでは三之助が…」
「…べー」
『…次屋君、私は別に構わないけど先輩の事はちゃんと敬わないと駄目だよ?』
「…はーい」
「こら!何だその返事は!」
滝夜叉丸君が手に持っている縄をグイッと引っ張ると
次屋君は「ぐえっ」と苦しそうな声を上げた
『…ん?何で滝夜叉丸君が持ってる縄が次屋君のお腹に???』
えっ、まさか2人ともそういう趣味が…?
「ああ、これは…三之助が無自覚な方向音痴なので、縛っとかないとすぐ見失っちゃうんです。」
『無自覚な…方向音痴?』
「むっ、僕は方向音痴ではありません!」
『(あっ、無自覚ってそういう…)』
「だからお前は無自覚な方向音痴だと言っているだろうが!」
また喧嘩が始まった。なんかもう後輩って喧嘩してても可愛いよね。(母性)
ちなみに彼らはランニングをしながらこの会話をしているのだから流石である。
…というか今思ったが皆本君やけに静かだな…?
と思い少し様子を伺ってみるとぐっすり眠っていた。え?可愛い…
このままこの会話を聞いていたら皆本君を起こしてしまうと思い私はそっと2人から離れた
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ちょっと生意気な三之助が好みです!
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凛(プロフ) - 続きすごく楽しみにしてたので更新とてもありがたいです!また楽しみに待ってます! (4月27日 8時) (レス) @page46 id: c045f3c206 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 落ち着いてきたら((訂正 すみません間違えました💦 (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 神すぎる話 主さんや無理しすぎないでね。ずっと待ってるんで落ち着いてたらあげてください (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - すごく面白かったです!!主さん無理しすぎないでください!更新待ってます。 (11月11日 7時) (レス) @page43 id: a2419645fa (このIDを非表示/違反報告)
aoi - 面白くて一気に読んじゃいました。更新待ってます。 (8月11日 10時) (レス) @page43 id: 47632c8fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るるる | 作成日時:2020年2月12日 21時