第18話 ページ20
アルカイックスマイル浮かべてるばやいじゃねぇ!
(出オチ)
え、どうしようどうしよう…
食堂で5年生の皆様と一緒にご飯??
え、今まで目立つから(暗い桃色の忍装束ですからね!そら目立つわ!)わざわざ忍たま達が来ない時間にズラしてご飯食べてたのに…
しかも今まで5年間一緒に過ごしてきた彼等の中に入るなんて烏滸がましいにも程があるだろ!!
私は寧ろ仲良くご飯食べてるのを菩薩の様な顔をして見守りたい派でぇす!!
と、誰もいない部屋で悶々と考えていても仕方がない。発言は控えよう。黙々と食べて用事があるって言ってそそくさと抜けようそうしよう。
__
そろそろ夕食の時間だから食堂に行かなくてはならない。しんど。SAN値保てるかな…
「A、居るかい?」
『あっ、はい。今出ます…』
不意に襖の前に影ができ、呼ばれたので開けると久々知くんとその後ろには他の5年生の皆さんが立っていた。わざわざ迎えに来て下さったようだ
ヒェッ、申し訳ねぇ…
『すみません、お迎えに来て頂いて…』
「全然大丈夫だよ〜!さっ、行こうか!」
尾浜くんがそう言ったので、私達は食堂へ向かった
「「「わいわいがやがや」」」
『(分かってはいたけど沢山いらっしゃる)』
思わず白目になりそうな所をギリギリで耐える。
まだ女の子でいたい。
順番に並んでどの定食を頼むか考える。
うむ、見るだけでわかるコシがありそうな細麺にふわりと香る鰹節の匂いで的確に我々の胃袋を狙ってくる蕎麦か…
…それとも、艶々の麺に黄金色の油揚げが絶妙なコントラストを生み出している、見てるだけで幸せな気持ちになるうどんか…ぬぬぬ迷う…
「あははっ…お前…真剣すぎるだろっ」
鉢屋k…じゃなかった、三郎君に笑われた
何も言い返せないし、言い返す勇気もない(震え声)
久々知君も私と同じく悩んでいたが、蕎麦の方は豆腐が付いてくると聞き即決したようだ。
竹谷君は久々知君に「蕎麦頼んで豆腐だけ寄越せ」と脅されて同じく蕎麦に。竹谷君、ほら涙拭けよ。
尾浜君は「俺うどん〜♪」とうどんを受け取っていた。…思わず2度見してしまった。それを見てまた三郎君が吹き出してた。バレる所だっただろうがコノヤロウ。
鉢屋君はうどん。不破君は勿論迷ってたけど鉢屋君が「うどん、分けてやるよ」と言い、「じゃあ僕も三郎に蕎麦分けるよ!」と蕎麦を選んでいた。流石天使。
私は結局うどんにした。あの黄金色に輝く油揚げにしゃぶりつきたい。
584人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛(プロフ) - 続きすごく楽しみにしてたので更新とてもありがたいです!また楽しみに待ってます! (4月27日 8時) (レス) @page46 id: c045f3c206 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 落ち着いてきたら((訂正 すみません間違えました💦 (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 神すぎる話 主さんや無理しすぎないでね。ずっと待ってるんで落ち着いてたらあげてください (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - すごく面白かったです!!主さん無理しすぎないでください!更新待ってます。 (11月11日 7時) (レス) @page43 id: a2419645fa (このIDを非表示/違反報告)
aoi - 面白くて一気に読んじゃいました。更新待ってます。 (8月11日 10時) (レス) @page43 id: 47632c8fd2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るるる | 作成日時:2020年2月12日 21時