廿伍 ページ32
「はいよ、
……おや?その嬢ちゃんは知り合いかい?
見ない顔だけど」
洗い物をしていたおばちゃんは鏡花ちゃんにそう尋ねた。
嬢ちゃんって…私かな?
すると、太宰さんが此方に歩み寄って来た。
「そういえば未だおばちゃんに話してなかったね。
この子は
『……って云う感じです。はじめまして』
便乗する感じにはなっちゃったけど一応。
如何でも良いんだけど果たして空から落ちてきたって事を
普通に大事だよね。うん。
「ほぉ、探偵社でねぇ……。
太宰ちゃん、あんたもこんなに好い女の子連れて来るようになったのかい!
何だかおばちゃんも嬉しいよ!」
おばちゃんは手を動かし始めながらそう云った。
……はい??
「勇嶺ちゃん……だっけ?
『うーん、多分あまり知らない部類に入るかと……』
自分でも自信は持てない。
だって。だって……ね??(語彙力)
「そうかい。じゃあ気を付けなよ。
あのね、云っとくけど、
だから変な奴には付いて行かない事だよ。
勇嶺ちゃんはとっても別嬪なんだから、変な奴等の眼に着いたら直ぐに何処か連れてかれちまいそうだしさ。ねぇ?」
「おばちゃんも判る!?
Aさんの周りでキラリと輝く
「判るともさ!!」
なんかおばちゃんべた褒めしてくる。
太宰さんも便乗してくる。
待って。待って恥ずかしい。
大して可愛くないのに大袈裟に褒めるのやめてよ。
慣れてないからどういう反応すりゃいいのか判らないんだって……ひぃぃ……
「わー、Aさん顔が真ッ赤。林檎みたい」
「あら、若しかして慣れていらっしゃらないのかしら?うふふっ」
谷崎さんとナオミさんも参戦してきてしまったよ畜生。
鏡花ちゃんこそ無言だけどガン見してるし。
『……あの』
「如何したのかい?勇嶺ちゃん」
『めっちゃ恥ずかしいです止めて下さい!!!!!』
私は俯き加減に叫んだ。
皆はそんな私を見てあはは、と笑った。
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守川(もりかわ)(プロフ) - 蘭香さん» コメントありがとうございます!大変お待たせしました(´;ω;`)長らく更新出来ず終いですみませんでしたorzこれからもどうぞ御贔屓に宜しくお願いします(*´-`) (2018年5月21日 23時) (レス) id: e9ab5a1a86 (このIDを非表示/違反報告)
蘭香 - これおもろいなぁ…はよう続きが見てみたいわ且⊂(゚∀゚*) (2018年5月20日 5時) (レス) id: 4a14a6da47 (このIDを非表示/違反報告)
守川(もりかわ)(プロフ) - 来夢さん» コメントありがとうございます!面白く出来ていたら幸いです(*^-^*)時間軸は、この話を書き始めた時点で私がまだ10巻までしか漫画を読めていなかったので組合戦の後になってます!話の紹介文にも付け足しておきますね! (2018年4月6日 22時) (レス) id: e9ab5a1a86 (このIDを非表示/違反報告)
来夢 - ブリッジの顔文字可愛いwwちょこちょこ挟まれるギャグとか、凄く面白いです!この作品は、時間軸はどうなっているんですか?鏡花ちゃんがいるから、組合戦のあとですか? (2018年4月6日 15時) (レス) id: 7c45f15a69 (このIDを非表示/違反報告)
守川(もりかわ)(プロフ) - りんずさん» コメントありがとうございます!タイトルはギャグらしくて目を引くものにしたかったので、タイトルについての反応を頂けたのがとても嬉しいです(*´ω`*) 応援に応えられるものが書けるかどうかは分かりませんが、これからも頑張ります! (2018年3月31日 8時) (レス) id: e9ab5a1a86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:守川 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miamia251/
作成日時:2018年2月3日 7時