【文豪ストレイドッグス】太宰さん！！！空から女の子が！！！！！！！！【トリップ】

拾壱 ページ14

「…私の名は鏡花。泉鏡花。
好きなものは兎と豆府。嫌いなものは犬と雷。
此処に居る皆と同じ…探偵社の一員」



鏡花さん…鏡花、ちゃん？ …か。

年齢は恐らく私より低いだろうけど、すごく冷静そうな子だなぁ。

でも兎好きなんだ。年相応って感じで可愛いね。




だいぶ探偵社の方々の事も知れてきて嬉しいんだけど、一つ気になる事がなn「あ──っはっはっはっはっはっは！！！！」



ひゃーっなんかすごい高笑いに考え事遮られたんですけど！？

何々！？







「何だかまた探偵社(うち)の同僚がお世話になったみたいだね？
でもその前に川に落ちるだなんて、君も大した莫迦(ばか)なんだなぁ！」


「かなり高所から落ちたと聞いたけど、見た処で大きな怪我は無いみたいじゃないか。
なンだ、つまんないねェ」





う。

ていうか私、高所とかあまり得意じゃないから思い出させないで欲しいなぁ……

てかつまんないって。え？ …え？


「僕は此の探偵社、否、此の国が誇る世界随一の名探偵。江戸川乱歩さ！
生涯のうちに此の名探偵に出逢えた事、有難く思いたまえよ」



「妾(アタシ)は与謝野晶子。
探偵社(ウチ)は何しろ荒事が領分だから怪我人も少なくなくてねェ。
それを治療するのが妾の役目さ」




へー…探偵さんとお医者さんまで居るんだ。凄い。

…違った。探偵社なんだから探偵は居て当然なのか。








『一つ気になったんですけど、何で皆さん揃って迎えてくれたんでしょうか？』


「それはねー、君の事を私が皆に話したから」




太宰さんが云った。

でも話しただけでこんなに歓迎してくれるもんなのか普通。




「あぁ、その事なんだけどね。
Aさんに社員の顔を知ってもらったのには訳があるのだよ」




訳？









「君には家が無いんだろう？
だから探偵社で暮らしてもらうのは如何かなって」





…へっ？？

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