東方幻想記録物語、夏の番外編

ボクも着るの…？ 夜音 ページ30

「りょーかい！」

ドアをノックして、大声で叫ぶ。

「…こーりん！今日さ、博麗神社で祭りがあるんだけど、みんなで行かないー？」

辺りに声がこだましてる。
…めちゃくちゃ大声だったもん。

「夜音。魔理沙に、零魔くんも。
…まあとりあえず、あがりなよ。」
お言葉に甘えて、香霖堂の中に入る。



「…ええと、みんなっていうのは、このメンバーか？」

あ。説明不足だったか…。ボク、昔からこういうところあるんだよなぁ…。
「うん。そーだよ！今日空いてたらさ、この4人で回ろうよ！お祭り。」

「勿論いいよ。(にこり」

よっしゃー！

………あれ？早速魔理沙が道具とか漁り始めてるんだけど…目的違くない？
とか思ってたら、早速何か面白いものを見つけたようで…
「零魔、夜音！浴衣着てみないか？ここに丁度三着あったぜ！！少なくとも、私は着るがな！」

「え、えええ？！ぼ、ボクは着なくていいよ！
第一、浴衣似合わないと思うし！！れ、零魔もそう思うよね？！」

恥ずかしくて仕方ないんだよぉ…
それに、本当に似合わないと思うし……

「夜音姉さんなら似合うと思うぜ！」

「そうだよねー、ボクには似合わないよn………えっ！？」

「だよなー、零魔！やっぱ似合うと思うよな！」

マジかよ……マジかよぉ………

「僕は良いと思うけど…それに、夜音は着物似合うよ。大丈夫。」

はぁ………みんなそう言うか……仕方ない、これは着るしかないか…

そろそろ回ろう　夏→←競争　零魔

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