東方幻想記録物語、夏の番外編

競争　零魔 ページ29

「…あ、そうだ！折角だし…競争でもしない？」

「おっ、楽しそうだな！やろうぜ！」

夜音姉さんが競争をしようと言い魔理沙姉さんがやると言う。

「僕魔理沙姉さんの箒に乗ってるから二人でやってよ？」

「もちろんだぜ！」

競争か…
ちょっと待て！魔理沙姉さんが本気で飛ばすと僕耐えられる自信無いんだけど！

「やっぱ僕徒歩で行くよ！」

「急にどうしたんだ？まあ零魔がどんなに拒否しようが乗せるけどな！」

「スピード出すのもたまにはいいと思うよ？」

「夜音姉さん助けて！僕魔理沙姉さんの箒のスピードを耐えられる自信無いんだ！」

「うーん……ボクは飛ぶからなぁ……。箒に乗らないとしたら、ボクが抱えて飛ぶことになっちゃうことになっちゃうし…それじゃ危ないんだよね…。
もしかして、こう…スピードが速いの、苦手だった？」

知ってたけどさぁ…夜音姉さんは翼で飛ぶから予想はしてたけど…
いや、スピードを耐えられる自信は無いんだけど
スピード出した状態で空を飛ぶのは好きなんだよな…

「分かったよ…ただし魔理沙姉さん、僕がヤバくなったら絶対助けてよ？」

「当たり前だぜ！」

「合図は僕がするで二人ともオッケー？」

「あぁ！」

「もっちろん！！」

「それじゃあよーーい……」

魔理沙姉さんと夜音姉さんどっちが勝つんだろ…
魔理沙姉さんも速いけど夜音姉さんも速いんだよなぁ〜
まっ、やってみれば分かるか！

「スタート！」

その後……

「……落ちるかと思った…」

「ごめんって」

結果は引き分け、二人とも凄い速いスピードで進んでいったよ…
ただ途中で速すぎて僕が落ちそうになったりと事件は起こったんだけどね…

「本当に悪かったって！」

「今度からは安全に飛行してください…」

「あはは……零魔、大丈夫…？」

「……大丈夫大丈夫…
　それよりこーりん呼ぶのが目的だろ？ならさっさと呼ばないと祭りが終わっちまうぜ！」

次競争する事になったら僕はリタイアしよう…
もしくは適当なマジックアイテムでも姉さんから貰おっと！
うん、少したったし大分楽になったな！

「それじゃあ夜音姉さんが呼んでくれ、僕はちょっと魔理沙姉さんと休憩してるから」

ボクも着るの…？ 夜音→←色々とヤバい(汗)　如夜

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