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高峻「烏妃たるそなたに頼みごとがある。

  聞いてもらおう」


 ずかずかと入って行く姿は流石というべきか、帝らしい佇まいである。
 私もひっそりと中に入り、壁側に潜む。気付かれない程度に距離を縮め会話を聞き洩らさないよう聞き耳を立てる。

 どうやら、翡翠の耳飾りの持ち主を探しているらしい。帝なら探すなんて造作もないだろうに、何故烏妃に頼むのだろう。理由があるのか…。寿雪も同じ考えらしい。
 「断る」と突き放したように言う。その瞳には慈悲の心などなく、ただただ面倒だと顔で語っている。

 冷や冷やしてみていると高峻は寿雪に近づき手を取った。ヒュッ_と吸い込む息が止まった。寿雪は顔を赤くさせ名前を答えた。「……寿雪」と。顔を赤くさせたのは照れている、と言う訳ではなさそうだ。

 けれど、理由なんてどうでもいい。堅物で男と関わった事の無い寿雪が帝相手に顔を赤くさせている、という事実に笑いが腹の中から込み上げてきた。肩が激しく揺れ硬く結んでいた口が開いてしまう。


「ふは…ww

ハハハハハ_(笑)

寿雪も可愛い反応できるんだwww」


 品が悪いと怒られそうだが笑いを抑えるのは無理なもので…大声で笑ってしまったので当然視線がこちらに向く。


衛青「誰だ_ッ

  大家(ターチャ)の前だぞ。

  姿を現せッ!!」


 大方声のする方に体を向け鋭い睨みで声を上げる。嗚呼、怖や怖や。
 姿を現したいが私は気味悪がられる眼の色をしているのでそれは難しい。ひとまず、形だけの礼をして出来るだけ恭しく言葉を並べた。


「失礼をお許しください。

(わたくし)は少々不気味な身なりですので、

陛下のご気分を害されるでしょう。

このままの口頭を願います」


高峻「不気味…?

  構わぬ、姿を見せよ」


 思わず舌打ちを溢すところだった。あちらからは陰になって私の姿は見えないが、一歩でも前に進めば全身見えてしまう。けど、問題は眼なので…閉じとく?…どうしようか。

 礼を取ったまま一歩、歩き。もう二歩めで膝を就く。陛下が覗き込まない限りは大丈夫。


高峻「…!」


 陛下が一歩下がったのが気配で分かる。



















高峻「……名はなんと申す」










() A」




✂____

自分で書いていて訳が分からなくなってきました(>人<;)

中華系難しい……。

❁ 高峻side→←第1話〜翡翠の耳飾り〜



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作者名:(仮)複数名前保持者 x他1人 | 作成日時:2022年11月28日 10時

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