私は悪役令嬢になる。 (ページ6)

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食事がシンプル過ぎるだろ。ページ6

この世界の食事は旨くない。
わたし達の貴族だって旨くないのだ。
本来の味を引き出している。
悪く言えば、野生の味。
それが平民だった場合最悪だ。
この国は、日本と似ているが、季節感がない。
冬にココナッツあるとかだ。
要するに、砂糖とかは安価なのだ。
それを生かしていない。
誰も進化させようとしないんだ。
パン食いてぇー、コンビニ製品最高。
うん、よく創るぞ～
そんなわけで今パン造り中です。
砂糖、メープル、小麦粉、水をあわせて、発酵してから温めて、黄身塗ったら焼いて完成。
5さい程度でもできる。
魔法は便利だね。
この調子で、チョコバージョンやジャムバージョンなどとても楽しかった。
[ハパー、これ食べてお仕事頑張って！！]
ハパさんは喜びながら笑い、
[これを作った人は誰だい?今すぐ連れてきなさい。その人に褒美を与えることにするよ。]
え、マジかよ｡｡｡｡
そんなうまい?
ヤマザ〇さんの方がうまいよ。
[セシル様、このパンはアリス様が作ったのです。]
パパさん、感激しないで。
好きで作りたかっただけだから。
マジで。
[アリスは天才だな！！これを領地で売りに出してみよう。セバス用意はできているな。]
セバスたちは急ぎながら仕事を始めた。
パパさんも大変な仕事を2倍以上の速さで終わらせている。
手をふごかしながら、
[アリス、欲しいものはないか?私はお前に王の座を与えてもいい。それに潰すことだって可能だ。]
ニコニコと言ってますが、ヤンデレじゃん。
うん、ルートは何になるんだろうなー
とてもがんがえたくない。
ここは適当に
[祝日には絶対帰ってきてほしいの。もちろんお兄ちゃんや弟もね。]
パパさんはビックリとしたまま、席をたち。
私を抱き締めた。
[こんな優しいこが生まれてよかった。僕はアリスのためだったらなんでもするからね。だから、欲しいものは欲しいと言ってね。]
ポンポンと頭を撫でると仕事を再開していた。