私は悪役令嬢になる。

恋の始まり、、、ではない！！ ページ33

[なんか先生、私の弟に似てんね。]

そう呟いて、テントに戻ろうとしたら、いきなり手を掴まれた。

[もしかして、前世に赤城結衣って呼ばれてた？]

え？ちょっと待って！
おいおい、もしかしたら弟なのかもしれん。
よし、確認しよう！！

[先生も前世、赤城宏人だよね！]

ヒロトはコクリとうなずいた。
そして、わたしは弟に抱きついた。

[会いたかったよ、ヒロト！！元気だった？けがはな
い？だれかにいじめられてないよね？]

[も〜、双子なんだから、俺が兄だよ。それにたくさん質問しても答えられないんだから。]

ヤバイ、嬉しすぎて死にそう。
　この後、私が今まで会ったことや、ヒロトの生い立ちなどを語り合った。
簡単に説明すると、ヒロトは観月と言うキャラと同じ生い立ちだった。
しかし、忍法を極めてしまったらしい。
待ったく、ヒロトは変わらない。
それにモテると言う、非リア充に対しての目が怖いままだった。
　

話終わって、テントに戻ると、分身がめっちゃ傷だらけだった。
賊が襲ってきたらしい。
でもヒロトに聞くと、やはり試験だったようだ。

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