月光の天才の逆襲【ブルーロック】 (ページ31)

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＊＊＊

5分後……

潔「ちっ！！」

潔がボールをカットしクリアする。すると………

実況「おっと！！選手交代の様です！！」

潔「え、一体誰と……」

潔達は目を見開いてベンチの方を見る

実況「なんと！！蟻生に代わって2年前に突然姿を消し

た月光の天才の異名を持つ！！神崎Aだー！！」

観客「わー！！！！！」

蜂楽「え？！A？！」

凪「まじか」

A「甚兄が残してたメンバー、私だったみたい」

潔「おま……なんで……」

A「混ざりたかったから。ここで私を変える為に

立ってる。気分も高揚してるし……私唸らされたみた

い。みんなのエゴに♪♪」

観客「A！！A！！A！！」

実況「なんと！！観客からAコールが発生してお

ります！！恐るべき月光の天才！！」

A「いぇーい♪♪」

蜂楽「めちゃくちゃ人気じゃん笑笑」

糸師(凛)「べらべら喋ってないで行くぞ」

睨むような顔で凛がこちらを見る

A「了解〜……♪♪」

実況「さぁブルーロックは月光の天才と言われた神崎

が加わりフォーメーションも変わりました！！どんな

攻撃をしてくるのか！！」

A「(私は私の為に……自分を壊す………！！)」

帝襟「大丈夫なんですか？A……」

絵心「見てろ。あいつは……戦況を変える……」

潔「行くぞ！！A！！」

A「…………殺す」

＊＊＊

A「………殺す」

ボールが渡ってきて前を見る

蛇来「久しいなA。ここからは通さんぞ。」

A「…………ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」

蛇来「何を言って……」

次の瞬間目にも止まらぬ速さで蛇来を抜く

蛇来「なっ？！」

実況「おっと神崎！！蛇来を抜かしたー！！」

蛇来「(なんだ、進路を塞ぐ前に抜かされて………)」

音留「もう行かせないよ！！」

A「(スピード………音留……殺す…)」

音留「？！(なにこれ……どっち……？！)」

ジグザグ交差で音留を置いていく

実況「あぁっと！！蛇来に続き音留も棒立ちだー！！

神崎が止まらない！！」

仁王「待ちやがれ！！もう通さんぞ！！」

A「(仁王……体幹……殺す……)」

仁王がタックルでこちらに向かってくると同時に低く

ボールを前に蹴る

仁王「なんだ？！わざわざくれたのか？！」

A「ひれ伏せ」

仁王が突進するような勢いでボールを取ろうとする瞬

間ボールの上に被さってしゃがむ

仁王「ぬぉっ？！」

A「……………」