月光の天才の逆襲【ブルーロック】 (ページ28)

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実況「ゴール！！U-20日本代表！！逆転！！」

潔「半端……無さすぎだろ……」

A「(完全に呑み込まれた……！！)」

帝襟「絵心さん！！何か指示を！！」

絵心「無いよ。これ以上は無計画。」

A「………やっぱり」

帝襟「ちょ……何言ってるんですか？！このまま負け

たら青い監獄は消滅するんですよ？！今までやった事

が全部！！」

潔「絵心さん！！」

絵心「…………………」

こちらに潔が走ってきて絵心の前に立つ

潔「このまま終わりたくない………！！俺達はどうす

れば良い…？！俺達は言う通りに全力で戦ってる！！

それでも届かないんだよ……！！」

帝襟「…………」

潔「教えてくれ、どうすれば勝てる……？？」

絵心「バカかお前ら、青い監獄はもう既に勝ってる」

帝襟「へ？」

A「(どう反応するかな……世一……)」

絵心「前半の圧勝、士道の躍動、ここまでは完璧に俺

の台本通りだ。確かにこの試合に負ければ青い監獄は

消滅し俺は日本サッカー界から永久追放されるだろ

う……だが……」

A「…………」

絵心「お前らは消えない」

潔「……は？？」

絵心「糸師冴に見込まれた士道は日本サッカーの中心

王道に立ちその次のエースとして糸師凛はU-20代表に

入るだろう」

潔「………」

絵心「そして他の青い監獄メンバーも有名大学や国内

リーグから声がかかり道は開ける。それだけのパフォ

ーマンスをお前らはしたんだ。だからこの先の未来…

青い監獄にいた事が有利になる時代が来る。そして俺

が消えお前らが日本サッカーを変えていくんだ。胸を

張れ。俺達はもう勝っている。」

潔「知るかよ、どーだっていいんだよそんな事……」

A「………！！」

潔「日本サッカーの未来とかこれからの保証とか関係

ない……俺は、俺達は今ここで勝ちたいんだよ。次な

んていらない。負ける事は死ぬ事だ。俺達はまだ死ん

でない……世界一以外いらないんだよ……！！」

潔の瞳が震え立つように炎に染まる

潔「勝たせろクソメガネ。このエゴは……この熱さは

あんたが教えた感情だろ。」

帝襟「ｿﾞｸｯ!!」

A「流石世一！！そうこなくちゃ♪♪」

絵心「そうか、じゃあこっからは俺にも予想が出来な

い未曾有のプランで行く」

「出番だ切り札」

「馬狼照英」